ビンチェのマルシェで販売している
イギリスのウィッタードのアールグレイ緑茶。
ビンチェのランチタイムで
お冷代わりにご自由に飲んでいただける
日替りのフレーバーアイスティーで
お出しした日には、とてもとてもご好評で
沢山の方にご購入いただいています!
アールグレイと言えば紅茶。ではなく緑茶というところが
ちょっと変わっていて、お客様が関心をもってくれるのです。
もちろんホットで飲んでも、スッキリして美味しいのですが、
ビンチェのランチの日替りアイスティーで試したお客様が
これからの季節、アイスティ-で飲みたいということで
買っていってくださる方が多いのです。
そして、先日もお友達にもプレゼントしたいということで
2箱お買い上げ下さったお客様が、
先程、またランチしに来てくださいました。
お買い上げくださった後に何度かご来店いただいていたのですが、
その時にバタバタしていたりして
アールグレイ緑茶のことについてお伺いすることが出来ず。。。
今日、ご来店の際に
『アールグレイ緑茶いかがでしたか?』とお伺いすると
『あ~お友達もとっても喜んでくれました。
でも、ちょっと上手に淹れることが出来なくて。。。』と。
え~、上手に淹れることが出来ない???
『ここで飲んだ時のように
綺麗な色で淹れることが出来なくて。。。
茶葉を入れ過ぎているのでしょうか???』と。
『あぁ~!アイスティの時ですか?。。。
もしかして、氷で急冷をされていないのではないでしょうか?』
『あっ、はい、氷を使ってはいません。
そのまま冷ましています。』
『あっ!多分それが原因だと思います。。。』
『あ~そうなんですね。お友達にも伝えておきます。』と。
ドキッとしました。
あぁ~、そりゃぁ~お客様にしてみれば、
お店で飲んだ味や色にするための緑茶の入れ方なんて
何にも伝えていなければ解るはずはないよね。
何だか申し訳ない気持ちでいっぱいになり、
すぐに家庭でアイスティとして作るときに
作りやすい分量のレシピを頭で想像して早速試作。
お食事中のそのお客様にも飲んでいただきました。
すると、
『あ~こんなに綺麗な色じゃなくて、
もうウーロン茶のような色だったんです!』
『味の方、濃さとかはどうですか?』
『ちょうどいいです!』
それじゃぁ~ということで、お客様がお食事をしている間に
こんなカードを作成。
『お手数ですが、お友達にもお渡ししていただけたら。。。』
ということで2枚のカードをお渡しさせていただきました。
でも、本当にハッとさせられました。
うちのランチのアイスティを飲んで
美味しかったと思ってくださって、
この緑茶を買って帰られた方の中にも
同じような思いをされている方がいらっしゃると思ったので、
今後は、簡単に作り方を説明できるように
その場にいたスタッフとは情報を共にしておきました。
どんなに素敵な商品でも、
使い方、作り方、楽しみ方を知らないと
その良さを解っていただけるはずはないと思う出来事でした。
私は、長年この仕事をしてきていて、
それこそ何百回も試作をしてきていて、
沢山の失敗などを重ねる研究をさせてもらっているから
緑茶の茶葉を使ってアイスを楽しむ時のポイントを解っている。
そしてその淹れ方をうちのレシピとして落とし込んで
スタッフたちに教えているので
スタッフたちも知らず知らずのうちに
毎日当たり前のようにアイスティを作っていた。
それが盲点でした。。。ということで、
ここで
『美味しい冷緑茶の作り方』です。
出来上がりは、大体500ccを目安にしています。
まず、急須(またはティーポット)に
茶葉を約10グラムを入れます。
そこに、約90℃のお湯を400cc入れて、
フタをして約1分間蒸らします。
別の入れ物に約200gの氷を入れて、
1分間蒸らした熱い緑茶をこの氷の入ったいれものに
一気に注ぎ入れます。
氷が溶けて、ほどよく冷えた冷緑茶が出来上がります。
この後は容器のまま冷蔵庫に入れて
冷やしておいても、綺麗な色は保たれます。
この時に、氷で急冷せずに自然に温度が下がるのを待つと
まるで麦茶やウーロン茶のように色が変色してしまいます。
濃い冷緑茶がお好きな方は、
少し茶葉を大目に使ってください。
また渋めがお好きな方は蒸らし時間を延ばしたり、
また最初に使うお湯をやかんで沸騰したてのものを使って
抽出してください。
このカードを作ったからといってこのカードに頼った仕事を
してはいけないのです。
やはり物を売っていくからには、
自分が体感してその良さを実感したり、
その使い方や楽しみ方、作り方などをしっかりと習得して
そのカードと友に自分の言葉を添えることが大切。
とても手間のかかることだけど、
これが物を売る!ということなんだと実感。
そう、こんな手間のかかることだけど、
今みたいな時代だからこそ、
このプロセス、この気持ちを
何らかの形で表現することが出来ないと
生き残っていけないんだろうなぁ~
只今、猛省中。。。
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