お父さん、そんなに不満や文句を言わないで。
 
お父さん、そんなに怒らないで。
 
お父さん、そんなに見張らないで。
 

お父さん、そんなに言われても、私、できないよ。

 
 
お父さん、私、100点とれなくてゴメンね。
 
お父さんの願い、全部叶えられなくてゴメンね。
 
お父さん、私、役立たずでゴメンね。
 
お父さん、お父さんを幸せにできなくてゴメンね。
 
 
 
 
 
 
でも、私、気づいたんだ。
 
私じゃお父さんを幸せにできない理由。
 
だって、私がどんなに頑張っても、お父さんは、お父さんの理想が100%叶うことが幸せって思ってるんだもん。
 
100%じゃなきゃ、幸せじゃないって思ってるんだもん。
 
幸せが80%あっても、90%あっても、幸せが見えてないんだもん。
 
幸せが100%じゃなきゃ、幸せじゃないって思っているんだもん。
 
 
 
 
 
 
そんなの、無理だよ。
 
100%の幸せなんて、難しいもん。
 
それに、私は、お父さんの理想通りに生きることはできないよ。
 
だって、お父さんと同じ考えもあるけれど、違う考えもあるんだもん。
 
私は、お父さんじゃないんだもん。
 
だから、お父さんの理想を100%叶えることはできないよ。
 
 
 
 
 
 
ねえ、お父さん。
 
幸せが、100%じゃなくってもいいんじゃない?
 
100%じゃないかもしれないけれど、お父さんの周りには、幸せがいっぱいあると思うよ。
 
内孫はいないかもしれないけれど、私の子供がいるんだよ。
 
内孫はいないかもしれないけれど、孫は2人もいるんだよ。
 
一緒に暮らしてはいないけど、車で行き来できる距離にいるんだよ。
 
お父さん、やっぱりそれじゃ足りないかな?
 
お父さん、私じゃ役に立てないかな?
 
 
 
 
 
悲しいなぁ・・・
 
私じゃ、やっぱりお父さんを幸せにできないのかな?
 
小さい頃からお父さんに怒られてばっかりのダメな私だから、お父さんは幸せにできないのかな?
 
ゴメンね、お父さん。
 
ゴメンね、お父さん。
 
役に立てなくて、幸せにできなくて、ゴメンね、お父さん。
 
お父さん、もっと私を見て。
 
お父さん、怒らないで私を見て。
 
 
 
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昨日、お風呂に入っていたら、↑こんなことがふと思い浮かんできた。
きっと、これは、小さい頃から引きずってきた、お父さんに対する私の悲しい想い。
今、思い出しながら書いていたら、涙がでてきた・・・
 
ずっとずっと、こんな気持ちを持っていたんだね。
苦しかったね、ホント、苦しかった。
 
 
 
私の記憶の中のお父さんは、いつも怒っていて、怖い印象。
 
いつも怒っていて、見張っていて、そんなお父さんを、幸せじゃないと感じていたのかな。
だから、お父さんを幸せにしたい→役に立ちたいって思っていたのかな。(→私、親の役に立ちたかったのかも…
 
私、お父さんを幸せにしたい、役に立ちたいって、頑張ってきたんだな。
幸せにしたいと思うほど、お父さんのことが好きだったんだな。(なんか恥ずかしい
 
で、内孫の話(詳しくは、私、親の役に立ちたかったのかも…)。
お父さんを説得しようとしている私がいる。
“内孫”にこだわるお父さんに、悲しく思う私がいる。
 
弟夫婦の子供作らない宣言を、お父さんが受け入れられればいいのになー、って思ってる。
受け入れられなくても、これ以上、弟夫婦と仲が悪くならないといいなー、って思ってる。
そのために、私にできることはないかなー、って思ってる。
 
「お父さんを幸せになれるように、力になりたい」って気持ちが、私の中にある。
「お父さんの役に立ちたい」って気持ちが、私の中にある。
 
 
 
・・・でも、私がどうにかしようと思っても、どうにもならないことにも気づいた。
だって、私はお父さんじゃないから。
私はお父さんを変えることはできない。
 
お父さんが、自分で変わるしかないんだ。
お父さんが、自分で気づくしかないんだ。
 
目の前にある幸せに。
100%ではないけど、周りに幸せがあることに。
お父さん、気づくといいな。
 
 
私は気づいたよ。
お父さんが幸せになるといいな、お父さんの役に立ちたいな、って思うけど、
もう、私は、お父さんの役に立とうとしなくていい。
もう、私は、お父さんを幸せにしようとしなくていい。
もう、私は、頑張らなくてもいい。
 
 

 
 
・・・でも、まてよ?
お父さんは、実は、もう幸せなのかもしれない。
100%の幸せを求めて、幸せがない、幸せじゃないって、思っていたいのかもしれない。
それが、お父さんのしたいことなのかもしれない。
 
だって、ばあちゃんも、「継母に育てられて大変だったー。舅が厳しい人で苦労したー。」って、口癖のように言ってるもんね。
そんなばあちゃんの下で、長男として育ってきたんだもんね。
だから、お父さんが幸せになったら、「ばあちゃんに申し訳ない」って思ってしまうよね。
だから、幸せにならないようにしているのかな。
そうなのかもしれないな。
でも、それはそれで、願いが叶って、幸せなのかもしれないな。
 
 
ああー。
もう、私は、お父さんの役に立たなくていいんだ。
もう、私は、お父さんを幸せにしなくていいんだ。
もう、私は、頑張らなくていいんだ。
 
もう、お父さんは、幸せだったんだ
 
 
 
おわりつながるうさぎ