上皮成長因子やEGFなどのグロースファクターは近年では一般の方達にも周知されはじめている新しい育毛手段です。毛周期の改善は大変重要なケアの一つではあると思います。
短くなってしまった成長期を回復させ、長期化してしまっている休止期からいち早く成長期に戻ることはとても大切です。
ですが海外ではEGFをさらに上回る成分として血管新生因子というEGFがすでに製造販売されております。以前にも埼玉県立がんセンターが発表したVEGFの毛髪再生とアンチエイジングの学術発表はご紹介をしております。
その遥か以前の2001年に当時のマサチューセッツ州総合病院の矢野喜一郎研究員がVEGFによって新たに形成された毛細血管が毛髪に及ぼす効果を発表しております。
現在、矢野喜一郎氏は広島大学での博士課程を修了しアメリカでもっとも最先端高度医療と研究を行っているべスイスラエルメディカルセンターで細胞学の研究を続けてられています。べスイスラエルメディカルセンターはハーバード大学医学部へ多くの教員を派遣しているだけではなく、医学部で行われている大半の研究がこちらのメディカルセンターで行われています。医学分野で世界最先端の研究を行っている全米屈指の医療研究機関です。
矢野喜一郎博士のプロフィールです。
http://cvbr.hms.harvard.edu/researchers/yano.html
矢野博士はVEGFの血管新生によっての毛髪成長のサイズの研究や紫外線照射によるVEGFの増加などをこれまで発表されております。
VEGFを介した血管新生が毛髪成長およびそのサイズを制御している
http://www.jci.org/articles/view/11317 (原文)
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902109226012927 (原文の学術発表を日本で入手する場合)
紫外線照射による皮膚血管新生およびその退行はVEGFおよびTSP‐1のバランスに連動している
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902235310982210
紫外線照射は医療機関でしか行えない治療ではありますがヘアーマックスなどの低出力レーザーの照射によって紫外線と同様のVEGFの増量効果はすでに可視光線医療の分野では証明されております。
http://www.photobiology.info/Hamblin.html
他にもアメリカやヨーロッパでは血管新生因子のVEGFを増加させる育毛剤も昨年より発売されており、育毛・発毛.jp様で同商品は既にお取り扱いいただいております。
血管が新生されるとお話をすると信じられないとの印象をお持ちになる方が多いのですが悪性、良性問わず、各器官で発症するがん細胞が増幅し大きくなる際にはがん細胞に栄養を供給する毛細血管が臓器とがん細胞の間で形成されることで増殖します。
またケガなどをして皮膚が裂けてしまい断絶してしまった毛細血管から出血をします。皮膚は細胞が再生される事で新たな皮膚が形成されますが新生された皮膚に必要な毛細血管が新たに形成されるのは人間の体が本来VEGFの効果を持ちえているからです。
VEGF育毛剤を開発したメーカーに自社においてVEGF育毛剤とミノキシジル5%を比較した実験もおこなっております。
http://www.nanogen.org/hair-growth-factor-trial.pdf
この実験によっても血行促進を中心したミノキシジルよりも新たな毛細血管を形成するVEGFのほうが回復率(髪の本数や太さ)も237%の割合で回復することを確認しミノキシジルとの併用によってもミノキシジル単体使用よりも133%の回復率が確認されたと話しております。
もっと大きな違いとしては髪を回復させるのを従来型の血行促進によって髪に主成分のたんぱく質を供給するのではなく新生された毛細血管で供給ルートを増やすこと。これは現在存在している毛細血管内部がコレステロールや加齢による血管内部がつまっていたり、血管自体が委縮がしている場合があるのでどれだけ刺激を与えても血流が改善しない場合があるからです。
最初にお話をした矢野博士が2001年に発表した研究では一般的なEGFのような毛周期の回復に加え、髪を生成する毛包を拡大化し生えだす髪の毛球(髪の根元)や太さにVEGFは寄与することが発表されております。
添付しました画像の左側はVEGFの使用前の毛髪の状態となり、右側は毛髪の毛包や毛球が大きく成長していることがはっきりと分かります。
またもう一つの画像はVEGFの使用によって大きくなった毛髪の毛球部分が成長したことによって髪自体の太さが劇的に改善していることがわかります。またVEGFは現時点で肉眼では確認できないような産毛や毛穴の中で成長をしなくなっている髪などの再生にも役立ちます。
ヘアーマックスなどの低出力レーザーを既にお使いの方であればVEGF育毛剤を追加いただくことも可能ですし低出力レーザーにおいてもVEGFの増量効果は期待できます。
薄毛や抜け毛の進行状態が深刻な場合は低出力レーザーとVEGFの併用をお薦めいたします。
また改めてご紹介をしますがフィナステリド5mgが前立腺肥大の治療や手術の前に出血を抑える為に用いられるのはフィナステリドでVEGFを抑制する抗VEGF剤として前立腺の周囲の毛細血管の新生を防ぐために用いられております。
その為、男性ホルモンの抑制によっての育毛効果は確認がされておりますが頭部での新しい毛細血管の新生を邪魔しているという研究データも発表されております。
VEGFやフィナステリドもその成分を使う専門科(皮膚科、泌尿器科)によって使用目的や効果、研究内容g大きく異なることは先日のフィナステリドの副作用によっても証明されています。
VEGFの育毛の役割について
http://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-11178832732.html
Nanogen3xの育毛効果の役割
薄毛の原因とも言われる、育毛に不可欠な毛乳頭への、たんぱく質を供給する毛細血管の消滅化のメカニズム
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12362563436.html
内服ミノキシジルタブレットの実情と誤認 日本皮膚科学科 脱毛症ガイドライン 男女共にミノキシジルタブレットの使用を推奨度 D
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12350254976.html
最先端の低出力レーザ―育毛器のCapillus 2018年4月の新購入と下取りキャンペーン
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12340924963.html
7年ぶりに改定された日本皮膚科学会、男性型および女性型(AGA/FAGA型脱毛症)の治療ガイドライン2017年版に低出力レーザ―が男性・女性共に有用性を示す十分な根拠があるとされる推奨度Bとして紹介されました。
育毛薬の服用以外にも有効な対策はあります。
低出力レーザー育毛器が承認され、日本皮膚科学会・欧州皮膚科学会が改定した男性・女性型脱毛症治療ガイドラインの内容については以下で詳しく説明しています。
日本皮膚科学会での低出力レーザ―についての評価
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12347022098.html
欧州皮膚科学会での低出力レーザ―やザガーロ・ミノキシジルタブレットにについての評価
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12360438448.html
Hairmaxよりレーザーの個数がより多く、ATPの増加に加え、血行促進効果の高い、Capillusについて
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12360438448.html
Capillusを使用しての回復例を以下でご欄いただけます。
https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12360438448.html