まだ、びっくりすることを妹から聞いた。
高校生だった妹も今は結婚して、
社会人になった息子と大学3年になっている息子がいる。
なんと彼は「自分が死んでからも、妹の息子二人に、
大人になるまで、ずーっと誕生日プレゼントをするように」と
遺言状を残して49歳の若さで死んでいったのだそうだ。
彼の遺言を、彼の嫁さんは彼の死後20年ずーっと守って、実行した。
死んだ旦那さんの遺言を毎年、何十年も守り続けた。
妹のみち子と今でも親戚みたいに付き合っている。
この世知辛い世の中で聞いた事がない。
私の胸を熱く熱くした友情物語であった。
天皇陛下から勲章をもらったどんな立派な人よりも偉いと思う。
世界中の人に知ってもらうべき人情物語である。
こんな偉大な夫婦と出会えた私の運命を奇跡とも思っている。
天国からまでも何十年も自分の友達の妹の子供にプレゼントを
贈りつづける人。 その人の名は“荒木比呂美
*あれから、40年経った2013年の2月に荒木さんの
嫁はん弘子さんは私の妹と二人、私のいる
カリフォニア・モントレーのブラッドレーに来てくれた。
これも、彼の天国からのプレゼントと思っている。
終わり