2012年9月20日,スクウェア?エニックスは,柧━博`ムショウ2012の自社ブース内イベントスペースで,「『ドラゴンクエストX』Wii Uデモンストレーションステージ」を開催した。  これは,「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」(以下,DQX)のを,本作のプロデューサーである斎藤陽介氏が自ら壇上にて披露するというものだ。Wii Uが12月8日発売されたあと,ブーツ,と発表されたこともあって,期待の集まっているWii U版DQX,Diablo3 Gold。果たしてどの部分がWii版から新しくなり,どの部分がWii版と同じなのだろうか。明らかになったその内容をお届けしたい。 高いスペックを活かした美しいグラフィックスWii U GamePadが可能にした“寝転びながらのレベリング” DQXプロデューサーの斎藤陽介氏  ステージに登壇した斎藤氏は,これといった前置きもなしに,さっそくWii U GamePadを手にとってオフラインでのデモプレイを披露してみせた。場所はオープニングストーリーで誰もが見ることになるあの村だ。  Wii U版DQXにおける大きな特徴は,最大で1920×1080ドット(1080p)解像度での出力に対応するWii Uに合わせてグラフィックスを最適化してきたことにあるが,解像度が上がったことで,グラフィックスの精細度は当然のことながら大きく向上している。また,たとえばマップを開いたときにマップが画面内で占める割合がWii版と比べて圧倒的に下がっていたりと,インタフェースの使い勝手が総合的にかなり向上している気配なのも窺えた。  もう1つ,Wii版ではすべての影が円形で描画されていたのに対し,Wii Uではキャストシャドウが有効になっており,プレイヤーやNPCの影はもちろん,モンスターの影もしっかりと地面に落ち,それぞれの動きに合わせて変化するようになるという。実際,ステージではモーモンの翼がはためくのに合わせて,影がはたはたと動く様子も披露された。 写真では分かりにくく,少なくともモーモンの影は見えない。この点は申し訳ないが,プレイヤーキャラクターの影が地面に落ちているのは分かると思う。肉眼で見た限りでは,ゲーム内時間が夜でも影の動きが判別できるくらいだった  斎藤氏は,Wii U版とWii版の違いについて,ハードウェアスペックの違いがもたらす表現力の差を繰り返し強調していた。イベントムービーはWii
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