写真共有ビジネスの可能性。~第27回粋な勉強会レポート。 | モバイル業界、史上最速、最大級の勉強会といえば、いきべん。

モバイル業界、史上最速、最大級の勉強会といえば、いきべん。

ケータイを軸に外貨獲得と内需拡大をもたらす明日のビジネスリーダーを輩出しようという松下村塾的な試み。ビジネスの気づきを求めて計150回4000人以上が都内某所で薩長同盟。「平日夜の粋な勉強会」という正式名称がありました。

ソーシャルネットの成功例といえば、
ミクシーが日記(500万人)、
ゴルゴンゾーラが着メロ(150万人)、
モバゲーがゲームアプリ(200万人)
なんてわけで、じゃあ写真は?

とくぷり現状12万人から
どこまで行くかってわけではじめた「フォトモ」。

富士フイルムとNTTデータならではできる
オンリーワンサービス。

1.ケータイからの現像&宅配
2.画像保管の保証(ストレージサービス)

この2点を持ってすると、
成功した後から見ると、「出来レース」になります。

しかし、追いついていない現状。

彼らの敵は他の企業ではなく、
「写真文化」や、「ケータイ生活」での「気づき」になります。


今回の勉強会は「とくぷり」および「フォトモ」の
1.新たなビジネスモデル
2.集客プロモーション
3.ユーザの利便性
について語られました。

内容については活字先行になってもしょうがないので
割愛します。

現状でいいますと、
「プリントできる」というインセンティブを強調し、
他企業のプロモーションに乗っかる形で、
「ケータイカメラ⇒プリント」を啓蒙しております。

ケータイでも「うつるんです」ぐらいの画質は出るので、
見ると「いいじゃん」と納得するのですが、
それがみんなに「使える」と認知されるのには、
なかなかむつかしいようです。

いいサービスをしていてもなかなか陽の目を見ないベンチャーを応援する意味でもこういうことは参考になりますよね。

てな感じで二次会は15名。

いつもながら粋な二杯をしました。

このシリーズ、後から思うと、
写真文化の変遷と富士フイルムの変遷のプレゼンは、
新卒向け説明会ではちょいと難しく語れない、
そして、大企業が普通の営業で「わが社は・・・でして」なんて語られないので、非常に貴重な体験だったと思います。

技術ドメインのポートフォリオ、

大企業が大企業たる所以です。