写真ビジネスのモバイル展開~第26回粋な勉強会レポート | モバイル業界、史上最速、最大級の勉強会といえば、いきべん。

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ケータイを軸に外貨獲得と内需拡大をもたらす明日のビジネスリーダーを輩出しようという松下村塾的な試み。ビジネスの気づきを求めて計150回4000人以上が都内某所で薩長同盟。「平日夜の粋な勉強会」という正式名称がありました。

今回は26名の勉強会でした。

まず、写真文化について。

あ。その前に、
富士フイルムは2兆6000億の売り上げですから、
モバイル業界の1兆、テレビ業界の2兆よりも上です。
84000人が働いているから、逆算するとモバイル業界は30000人くらい働いてるんでしょうね。

2000年に3000億あったフイルム売り上げが2006年は800億に減りました。(そのかわり、LCD用フィルムは2000億。世界を席巻しています。大企業が大企業たる所以はこのような技術ドメンのポートフォリオが組まれているんですね。)

1837年にタゲールがカメラを発明してからしばらくは、
人生の節目の記念写真という使い方をされました。

ところが自分でとりたいという一眼レフカメラの普及で写真のアマチュア化がすすみ、

旅行にもって行きたいということでコンパクトカメラの普及、
「写真の大衆化」がおこります。

こんどは「気軽に撮りたい」ということで、うつるんです。
レンズつきフイルムの普及です。

「プリントが早く欲しい」ということで、
クリーニング屋のごとくミニラボができます。
写真はアルバムに整理されなくなり、まとめて引き出しという不遇のときを迎えます。写真の質の低下です。

「プリントをその場で欲しい」ということでプリクラ、チェキのヒット。

ここで分断がおこります。

「取った画像をその場に確認したい。」

デジカメの誕生です。(カシオ)

現像するまでもないという価値感の誕生です。

そうするとPCで取り込んで。。なんてことも。

で。次はケータイ。

誰もがカメラをケータイすることになりました。

富士フィルムの子会社のメディアピックスがやっている「とくぷり」というサービスでは、
ケータイで撮った画像を現像して宅配するというサービスなのですが、1000万画素のケータイカメラで、十分な質の写真ができるわけです。

カメラの利用が以前のように安易にビジネスにならなくなってきました。

1.ショット数をいかに増加させるか
2.プリントシーンの喚起
3.今までと違う価値感のサービス

こんなところが課題となり、
「とくぷり」から画像共有サービス「フォトモ」という機能が追加されました。

3については「保管機能(データストレージ)」も実は大事なサービスになっています。

サービス内容を書くと長くなりますので、
写真文化の匂いを感じつつ、
まずはサービスをご堪能くださいませ。

来週は、サービス開始まもなくの「画像共有サービス」について、現場の担当交えて、一緒にビジネス展望をディスカスします。

乞うご期待。

くどいようですが来週までにこのサービスをやらないと、
次の勉強会は3倍楽しめませんよ。