(Pentax MZ-S・レンズ失念・F6.7・1/350秒)
前回の旅記録170号車は東武東上線おさんぽ鉄でした。
今回は10/2(日)、"神出鬼没"も絡めて近鉄長野線など3路線の日帰り旅です。
タイトルが「河陽鉄道」となっていて、どこの鉄道?って思われた方もいらっしゃるかも。
これは現在の近鉄道明寺線と南大阪線の道明寺~古市間、長野線の古市~河内長野間を開通させた鉄道会社の名前。
近鉄の路線としては、本流の奈良線よりも歴史があることになります。
JR関西本線の前身である大阪鉄道(のちの関西鉄道)の柏原を起点に、
構想では高野山まで伸ばすつもりでしたが、すぐに経営が行き詰まり河南鉄道に引き継がれます。
河南鉄道は河内長野まで延伸して現在の長野線が全通しますが、高野山への路線は高野登山鉄道(いまの南海高野線)に先を越されます。
大阪鉄道に改称して大阪市内乗り入れを計画。
今の南大阪線を開通させましたが、
その投資が経営を圧迫。大阪電気軌道の傘下に入り経営再建が行われ、
最終的に合併されて近畿日本鉄道になっています。
☆近畿日本鉄道道明寺線
柏原→道明寺 2.2km
まぁ、難しい話はさておき、さっそく鉄旅をスタートしましょう。
JR関西本線の柏原駅を間借りするように近鉄のホームがあります。
ICカード用の中間改札機。
コンクリートオンリーの車止め。こういうのはちょっと珍しい気がする。
それではそろそろ出発です。
発車すると左を大和路快速がタイミングよく通過していきました。
右にゆるくカーブしながら築堤を登っていきます。
見えてきたのは柏原南口。大和川の右岸にある駅で"神出鬼没"の第180回で訪れてます。
土手のクスノキも懐かしいですね。
すぐに大和川を渡ってゆきます。
のんびりと進んでゆき、大和川支流の石川の土手のそばを走ります。
今度はゆるく左にカーブして府道をくぐるとホームが見えてきて、
道明寺に到着です。
道明寺線の起点駅にして南大阪線との乗換駅。ここは同じ近鉄ですが支線扱いなのでやっぱり間借りっぽい。
ホーム端から見た大阪阿部野橋方(左手)と柏原方(右手)。
もともとは道明寺線が本線格だったので南大阪線の方が急カーブを描いてます。
構内の一角は保線基地になっています。
バラスト運搬車やレール運搬車が休んでいます。
喫煙コーナーで一服してたらいい位置に乗務員室が停まってくれました。
予告編でご紹介した「青の交響曲」を狙ってましたので、
南大阪線側のカーブで練習です。
おっと、さくらライナーもやって来ました。
その2へ続きます。
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