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僕が圧倒的な大量インプットを自分に課す理由のひとつは、
加速度的に情報を自分に取り込むと、目の前に置かれている現実への捉え方が変わるからです。


次から次に、ネットにアクセスする余裕もなく、
フェイスブックも、ラインもする余裕もなく、
息継ぐ暇もなく「新しい考え方」の情報を取り入れていると、
自分のそれまでの考え方が「古いもの」のように感じられる瞬間があります。

そのとき、僕のそれまでの現実が壊れ始めているサインです。

わたしたちは日々、いろいろな出来事に意味をつけていきています。
雨が降れば「嫌だな~」と感じるのは、
雨に対して「服が汚れる」とか「寒い」とか「傘持つの面倒」とか、
さまざまな「嫌だなぁ~」という感情を引き起こさせる意味をつけているからです。

この「意味づけ」を自分がしているということを自覚できるようになってくると、
目の前に起きることにどんな意味を見いだすかを選択することができるようになります。

この瞬間に、人生は変わった、と言えます。
いつもとは違う意味を見いだせるということは、いつもとは違う道を選んだということです。

繰り返される日常の中で、「また仕事」「また月曜」「またあの上司」など、
過去に起きたことに縛られて生活を送っている人たちばかりです。

その中で、これまで自分のしていた意味づけをやめて、
新しい意味を選択できるようになることは、人生の可能性が広がったことと同じ意味をもちます。



現実を壊す、というのは、なにも目の前にあるテーブルをひっくり返してくれという意味ではなく、日々自分が行っている意味づけを、新しいラベルに張り替えてみる、ということです。

そのためには、「考え方を変える」ことと言われるのですが、
考え方を変えるためには、「あぁいう考え方もできるし、こういう考え方もできる」という
考え方のパターンをいくつも自分の中にストックされていることが必要になります。

新しい考え方が蓄積されていくと、
「これまでしてきた考え方」ではなく、「新しく自分に取り入れた考え方」にもとづいて
思考し、行動できるようになる瞬間がやってきます。

何度も揺れ戻しを経験しながら、やがて定着していくそのプロセスを経て、
変化は確実なものとなり、新しい現実がはじまるのです。


というのはメカニズムの話ですが、
実践的には、圧倒的な情報をインプットし続けることによって、
自分の考え方を変えようとしなくても、自然と変わる、ということです。

しかも、人は、自分に与えている情報量のスピードによって、
考えるスピードが変わりますから、速くたくさん与える人ほど、速く考え、速く決められるようになっていきます。


息継ぎが必要だな、と思うくらいインプットし続けてたら、
いい感じです!

最初は、僕の友人のように目が充血したりするかもしれませんが、
今は彼もこの大量インプットの虜(とりこ)になっています。

短時間で考え方を変えるには、
大量インプットか、大量アウトプットなのですが、
大量アウトプットについては、また機会をみてお届けしていきます。



PS
「最近、インプットし過ぎでしょうか?」というご相談頂いた方で、
そんなにインプットしている方をみたことはありません。
ただ、スピードが遅いので、2倍速でインプットするように意識したら、
その悩みは変わっていくと思います。