春節イベントのレポート第3弾です!

朗読部門とスピーチ部門が終わり、お次は漢詩かるた大会です。

この漢詩かるたとは、日本の百人一首の形式を元に、漢詩60首でかるたを行うというものです。漢詩なので、その音の美しさも味わうために、日本語、中国語の両方で漢詩を詠じます。

公平を期すために、日本語と中国語の順番は、15首ごとに入れ替わります。総勢24名参加ということで、6名ずつ4組に分かれ、よりたくさんの札を取るべく奮闘してもらいました。

参加者のほとんどが中国語学習者ということもあって、先に中国語で詠んだ方が素早く反応できたようです。取り終わっても、漢詩を詠じている間はしばし待機。心ゆくまで漢詩の音の美しさを味わいます。勝負に白熱しつつも、とても優雅な一時となりました。

漢詩かるた大会が終了すると、いよいよ朗読、スピーチ部門の成績発表となります。

緊張感が高まる中、栄えある優秀賞に選ばれたのは……。朗読部門の小森谷さんとスピーチ部門の胡さんです。どなたも素晴らしい発表だっただけに、審査員の方々も、かなり採点には苦労された模様です。

この後審査員をしてくださった高立新先生、金子先生、芦田先生よりそれぞれご講評をいただきました。内容自体は、皆様大変素晴らしかったのですが、やはり発音、特に母音の正確さをしっかり意識すると更に良かったというご意見が多かったようです。

そして、先ほど終了したばかりの漢詩かるた大会の成績上位の二名も発表されました。こちらの受賞者は、なんと講師の金子先生と芦田先生のお二人!

「大人気な~い!」という声の中(笑)、賞品を受け取るお二人も少し気恥ずかしそうでしたが、いつもはクールな先生方も思わず白熱してしまう、楽しいイベントとなりました。

そして、日暮里で通訳案内士試験道場を開かれている高田直志先生も駆けつけてくださり、中国語を学ぶ楽しさと、これからの中国との交流のあり方について熱く語ってくださいました。語学を学ぶということは、世界へ日本を紹介する機会を広げるということで、ぜひ日本へ訪れる中国人に日本文化に興味をもってもらえるよう努力してほしいというお話でした。

以上で、春節イベントのレポートはおしまいです。
たくさんの皆さんにご参加いただき、協賛社の皆さんのご協力の元、例年以上に充実したイベントとなりました。ありがとうございました!