ほうれんそう
ほうれんそうという言葉がある。
「報告・連絡・相談」を、略した言葉だ。
私は、この言葉があまり好きではない。
管理的な意味合いが強いからだ。
だが
あるメンバーに対して
「社会人の基本として、ほうれんそうは当たり前だ」
といった内容の話をしてしまった。
その話をした後で
ちょっとまずかったなあと反省。
理由は、聞いている本人からすれば
「ほうれんそう?何それ?」
とトリッキーに聞こえた恐れがあるからだ。
そのせいでこちらが言いたかったことが
伝わらなかった恐れがある。
本来ならば
なぜ報告が必要なのか、なぜ連絡が必要なのか、
といったところからきっちりと話をして
理解してもらう必要がある。
だが、つい「そんなの当たり前だろう」くらいの勢いで
便利な言葉を使ってしまった。
頭に血が上ると、つい上から言葉を発しがちだが
相手の立場に立って話する、という姿勢を忘れてはならない。