【F2 Race titaniumの 点検・メンテナンス】 | Around 50's イジリ好きのブログ

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【F2 Race titaniumの 点検・メンテナンス】

 

今シーズン中に、Insert nutsや、モジュールのクラックがお客様のバインディングに発見されましたので、
シーズンオフに、Alpine Binding  F2 Race titaniumを点検・メンテナンスしてしてみてはいかがでしょうか。

 

使用頻度・カント&リフトの方法・ライディングの癖によって、バインディングにかかるストレスは様々ですが、来シーズンも安全に使えるかどうか、一度分解して各部品の点検・メンテナンスします。

① ベースプレートから、Toe & Heel モジュールを外しましょう。
ドライバーは、必ず ポジドライバーを使用してください。
サイズは、pz3
電動工具で使える、ビットタイプと手で回すドライバータイプの2種類があると便利です。

 

 


②  Insert nuts ・各モジュール・Toeクリップ ・カント・リフトパーツ にクラックが 入っていないかよく見る。滑っている最中に、何かいつもよりグラつくな〜と思ったら要注意です。
ビスがしっかり締まっていても、クラックが入っているとガタつき、最悪の場合ライディング中に崩壊します。

 

右のInsert nutsの根本にクラックが入っているのがわかりますか?

 

特に、Insert nuts はToe & Heel up や、カントによって、ベースプレートからモジュールを留めているビスが垂直方向でない場合の歪みをすべて受けとめてくれる部品ですので、使用頻度があがるとクラックが入りますので定期的な交換をお奨め致します。

③ ベースプレートとセンターディスクの間にあるElastomeric rubber や、insert nuts下のDamping set などのゴム系のパーツが契れていたり、薄くなっていたりすると、ディスクのメモリが知らない間に回転したり、ボードを傷つけたりするので交換しましょう。


④ 各パーツを組み上げます。
 モジュールをスライドするためのビスに耐水効果の高いグリスを綿棒などで薄く塗ってあげて、サビや固着を防ぎましょう。