こんにちは。後期研修医Tです。
この予想問題シリーズも2回目を迎えました。
私の国家試験の思い出といえば血液分野の問題をほぼ全部間違えたことですかね・・・。それでも受かって血液内科やってるので、世の中わからないなあ・・・と思います。
脱線はここまでにしましょう。いよいよ予想問題です。私の担当は良性疾患です。
良性疾患の出題範囲としては
貧血系
鉄代謝、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、造血不良症候群、二次性貧血、メトヘモグロビン血症、出血性貧血、二次性赤血球増加症
出血系
血小板異常、凝固因子異常、血管異常による出血傾向、先天性/後天性血栓傾向
小児血液疾患
なんかマニアックないろいろ・・・
と幅広いです。過去10年分を見る感じ、毎年攻めてくる病気と、たま~に攻めてくる病気に二分されるようです。てな訳で、私のヤマとしては
貧血系→自己免疫性溶血性貧血!
出血系→ITP!
小児血液疾患→遺伝性球状赤血球症!
でいきたいと思います。
貧血系は、比較的出題が多くて去年出ていないという観点で自己免疫性溶血性貧血を選びました。キーワードはハプトグロビン低下・直接Coombs試験陽性・網赤血球上昇・黄疸・脾腫です。
出血系はほぼ毎年出ているITPにしてみました。骨髄像で紫のもやもやが多かったら大抵ITPだと思われます。治療はピロリがいれば除菌、いなければステロイド→摘脾→TPO受容体作動薬、免疫抑制剤と進んで行きます。緊急に止血しないといけないときや、手術前は免疫グロブリン大量静注療法を行います。
↑紫のもやもや(巨核球です。学生時代は「これ、間違って封入されたほこりかな?」て思ってた)
小児血液疾患は、出題がしにくいのが多いので、出題しやすいという意味で遺伝性球状赤血球症を選びました。スメアみたら一発ですね。治療うんぬんという病気ではないので、画像の確認だけとりあえずしといてください。
以上、第109回医師国家試験血液分野ヤマかけでした。K先生の大胆な予想に比べると、小心者というか、手堅いチョイスになってしまいました。面白味がなくてすみません。最終回の2/6は白血病系の予想問題の予定です。I先生がお忙しい中すごい記事を書いてくださってますので、乞うご期待ください。
この予想問題シリーズも2回目を迎えました。
私の国家試験の思い出といえば血液分野の問題をほぼ全部間違えたことですかね・・・。それでも受かって血液内科やってるので、世の中わからないなあ・・・と思います。
脱線はここまでにしましょう。いよいよ予想問題です。私の担当は良性疾患です。
良性疾患の出題範囲としては
貧血系
鉄代謝、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血、造血不良症候群、二次性貧血、メトヘモグロビン血症、出血性貧血、二次性赤血球増加症
出血系
血小板異常、凝固因子異常、血管異常による出血傾向、先天性/後天性血栓傾向
小児血液疾患
なんかマニアックないろいろ・・・
と幅広いです。過去10年分を見る感じ、毎年攻めてくる病気と、たま~に攻めてくる病気に二分されるようです。てな訳で、私のヤマとしては
貧血系→自己免疫性溶血性貧血!
出血系→ITP!
小児血液疾患→遺伝性球状赤血球症!
でいきたいと思います。
貧血系は、比較的出題が多くて去年出ていないという観点で自己免疫性溶血性貧血を選びました。キーワードはハプトグロビン低下・直接Coombs試験陽性・網赤血球上昇・黄疸・脾腫です。
出血系はほぼ毎年出ているITPにしてみました。骨髄像で紫のもやもやが多かったら大抵ITPだと思われます。治療はピロリがいれば除菌、いなければステロイド→摘脾→TPO受容体作動薬、免疫抑制剤と進んで行きます。緊急に止血しないといけないときや、手術前は免疫グロブリン大量静注療法を行います。
↑紫のもやもや(巨核球です。学生時代は「これ、間違って封入されたほこりかな?」て思ってた)
小児血液疾患は、出題がしにくいのが多いので、出題しやすいという意味で遺伝性球状赤血球症を選びました。スメアみたら一発ですね。治療うんぬんという病気ではないので、画像の確認だけとりあえずしといてください。
以上、第109回医師国家試験血液分野ヤマかけでした。K先生の大胆な予想に比べると、小心者というか、手堅いチョイスになってしまいました。面白味がなくてすみません。最終回の2/6は白血病系の予想問題の予定です。I先生がお忙しい中すごい記事を書いてくださってますので、乞うご期待ください。