お花の咲き乱れるナンタケット島の朝は、霧が一杯。 この霧がグレイミストと呼ばれ、この島の家の板壁をグレーに染めていくのです。新しいときは木の色なのに、年月が経つとグレーになっていくナンタケット島の家です。江津子さんのトークのあるナンタケットバスケットミュージアムまで、20分ほどの細い道を歩きます。下の写真はフェリーのカーゴ。荷物は別に乗せるの。

島内は、ワンウェイで狭い道なのに、お金持ちの住民が多いから、メルセデスやBMWなどとっても大きな車でぶっとばしていきます。ミュージアムには、日本人作家江津子さんの作品が、2点も飾られています。今日のトークは、ミュージアムが江津子さんに質問するスタイル、江津子さんの師匠アランと二人に質問していきます。島の住民で、バスケットを持っていらしたり作っていらっしゃるお金持ち夫人が30人ほど参加。

江津子さんへの質問はミュージアムのキュレーターの方から。なぜ日本人のあなたが、このナンタケットバスケットに興味を持って、日本に紹介することになったのかと、私も知りたい質問。今はこのナンタケット島では、バスケットを持って歩いていたのは、レダと江津子さんだけ。それ程今はバスケットがポピュラーではなくなっているようだ。

でも30年程前、江津子さんがこの島を初めて訪れた時は、皆が持ってたんですって、フォーマルでも、カジュアルでもね。 それでなんだなんだと探し求めて、遂に師匠を見つけて弟子入り嘆願の日々。何年も通い続けて弟子入りを果たし、レッスンを受け続けて、やっとお免状をいただくまでになったとの事。 ナンタケット島の、ナンタケットバスケットミュージアムに展示されている日本人の作品は江津子さんだけ、一つはお茶道具入れのバスケットでした。

講演の後は、江津子さんとパートナーとして江津子さんを支えるあけみさんと4人で、チャウダーのランチ。カップにすればよかった!東海岸ではチャウダー三昧。食後お二人はボストンへ戻られ、私達はもう一泊のナンタケットの散策を楽しみました。翌朝、朝ご飯をゆっくり食べて、フェリーでハイアニースポートへ。 船内でレダのバスケットを見つけた地元のマダムが、どうして持っているの?との質問。説明すると、自分も住人だからもちろん持っていてと話が弾みました。

ハイアニスポートからどうやってボストンに行くの?バスターミナルは分かりにくいからタクシーで送ってあげましょうと、まさにナンタケットバスケットが、フレンドシップバスケットと呼ばれるのを実感した素敵な出来事でした。ボストンで一夜明けて、ナンタケットバスケットのショップ[グレイミスト」へレダが買い物に。ちょっとお散歩と言われてハーバード駅から、結局一時間近く、ハーバードキャンパス内に建つ素敵なお家を楽しみながら歩いて到着。

興奮状態のレダの横で疲れて少し寝てしまいました。あけみさんがランチを買って来て下さったので、森の中の様なバックヤードで、レダと3人で素敵なランチタイムでした。 サー、今夜は、いよいよレッドソックスのボールゲーム観戦です。明日のブログお楽しみに!良い一日を。Mom