さて、これからチャーハンでも食べにいくか!
昨日の19時30分から、あけて、0時半まで、延々、取材を受けました。
某 全国紙から。
医学論文は1つ、いいところに受かったし。
その件の取材のはずでしたが、日本の科学政策についても意見を求められたので、
結局、長時間にわたり、かなり、しゃべりまくりました(笑)。
なお、記事がどこまでマイルドになるのかは、知りません(笑)。
・・・ということで、エネルギーを補給してきます。。。
10代の方へ・・・この夏休み、寂しがりやの「新型インフル」にはご注意を!
千葉の私立高57人インフル症状 うち10人は確認
千葉県は28日、市原市の私立高校で生徒10人の新型インフルエンザ感染が確認され、
さらに47人の感染が疑われると発表した。
県によると、19日から25日にかけ、
1年から3年の生徒計57人がインフルエンザの症状を訴えたため集団感染を疑い、
うち10人に詳細(PCR)検査を実施すると新型の陽性反応が出た。
57人のうち49人は、20日から長野県内で実施したサマースクールに参加したという。(共同)
コメント:
この夏休み期間中、特に「新型」には罹りやすい「若者」たちは、上記の記事のようにサマースクールだ!、合宿だ!・・・等と、「集団行動」をする機会が多いだろう。
こういう環境は、今回の「新型インフル」は大好きなので、気をつけてね。
夏風邪とは、ちょっと違う「寂しがりやのウイルス」(笑)だからね。
これから、またまた「某 全国紙」の取材を受けねばならないので、今日の「絵日記」は・・・お休み≧(´▽`)≦
「再生医療の実現化プロジェクト」のホームページ改竄問題
文部科学省関連の「再生医療の実現化プロジェクト」のホームページ(HP)が、
中国語のHPにリンクするよう改ざんされていたことが27日、分かった。
文科省からHPの運営を委託されている財団法人「先端医療振興財団」(神戸市)は
同日未明からサーバーを停止している。
文科省によると、一部のリンクボタンを押すと中国語のHPに接続される。
サーバーは民間会社からのレンタルで、記録から26日午後に何者かが侵入して改ざんした可能性が高い。
同省が詳しい状況を調べている。
26日夜、内閣官房情報セキュリティーセンターの指摘で発覚。
停止までに383件のアクセスがあったが、ウイルス感染などの被害は確認されていない。
同プロジェクトは、さまざまな組織に成長する人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、
幅広い病気の治療に役立てる事業。
HPには事業概要やシンポジウムの案内が出ていた。(共同)
コメント:
中国・・・必死だな。最近、ろくでもない論文をNatureに出すかと思えば(笑)。
彼らの医学研究は、国民のためというより、国家のためのものだからな。
ただ、これは、第一弾の気がする。
日本政府へ・・・特に、京大・山中研のセキュリテイーを万全にしたほうがいい。
欧州でのお仕事、徒然絵日記 番外編
今日も、夏らしい、いいお天気ですね。
さて、番外編ということで。
欧州出発の2日前なんですが、腰が「ぎっくり」になりかけましてね・・・。
さすがに、焦りましたよ。
で、JR 代々木駅前にある、いきつけのマッサージ・針のお店にいきました。
まあ、大学の医学部の先生なのに、整形外科に頼らないのを不思議に思う人がいるいかもしれません。まあ、「普通のギックリ腰」は、整形外科では、うまくいきません(笑)。せいぜい、牽引と痛み止め、シップ、あるいは、ストレスからならば「精神安定剤」を処方されるだけで、安静にしていてください・・・と医師から言われるだけです。
その他の、内臓疾患などで「腰が重い」場合がありますので、素人さんは、最初から「東洋医学」に頼らないほうが良いですけどね。
私の場合は、既往歴、現症状からして、明らかでしたので、患部に針を打ってもらいました。「反応が鈍ければヤバイな。この状態での欧州までのフライトは、えげつない・・・。」などと心配しつつ・・・。
でも、効果はてきめんでしたね。ア~良かったと思いながら、行ってきたわけです。
欧州でのお仕事、徒然絵日記 5 (ヒトiPS細胞からの肝細胞様細胞への分化誘導について)
さて、絵日記(紙芝居)の再開(*^▽^*)
下記の美味しい店を出てから・・・。
バルセロナの観光名所の1つに行ってきました。
単に見たかったからです。店から近かったし。
それを見るために、下記のような人ごみです。
さて、どこでしょう?・・・この答えは次回です。
・・・で、そこへ行く途中ですが。
国際幹細胞学会で発表されていた内容で、重要なものの1つについて、
「どうしたもんかな~?」などと考えながら、目的地まで歩いてました。
(すまんね。ここから堅い話です・・・)。
日本政府のiPS細胞ロードマップにも示されているように、
ヒトiPS細胞からの肝細胞への分化誘導の成功は、重要な課題です。
これには、5年~10年まだ必要とされていますし、現在、公募中の研究費でも年間10億円程度が、この研究に向けられます。
なぜか?・・・これが成功すれば、医薬品の毒性評価ツールとしては、最高だから。
たぶん、iPS細胞関連の技術「商売」では、これが一番、儲かるでしょう。
それだけ需要が高い。
しかし、今回、知る限り、ヒト皮膚繊維芽細胞由来のiPS細胞から「肝細胞様細胞」への分化誘導に成功した発表が、2つありました。
1つのテヘラン(イラン)のは、どうでもいい(笑)。
しかし、あの「ウイスコンシン大学(米国)」での成功は、日本にとって脅威です。
もう4ヶ月前に「仮の特許出願」もなされているはずです。
彼らの論文も、そうですが、特許明細書でのクレーム(主張)事項が気になりますね。広範囲に押さえているようですから。
こういう状況で、日本で、年間10億円もの血税の投資?・・・。
この部分・・・再考したほうがいいでしょう。
なお、数ヶ月前にマウスの肝臓からマウスiPS細胞が出来たという「日本での学会報告」(日本で開催される学会(国際と書かれていても)の審査は緩い、出せば受かる)がありましたが、そのころには、もう、ヒトで出来てた計算になりますね・・・。
新型でインフルエンザ脳症 国内初、重症化せず
新型感染者のインフルエンザ脳症の報告は国内で初。
季節性のインフルエンザでは、
小児を中心に重い合併症のインフルエンザ脳症が起こることが知られているが、
新型インフルエンザに関しては海外でも報告が見られないという。
厚労省は「新型でも起こる可能性があることを念頭に置いてほしい」と注意を呼び掛けている。
厚労省によると、男児は今月19日に39度の発熱があり、
翌20日に病院での簡易検査でA型陽性が確認された。
幻覚の症状があったため、入院して治療薬タミフルの投与を受けた。
21日に新型感染が確認されたが、22日現在、熱は36度台に下がり、症状は快方に向かっているという。
(共同通信)
コメント:
まずは、快方に向かってよかった。
それにしても、7月に入ってから、国内で爆発的に感染者が増加している。
もはや、あんまり報道されないけれど・・・。
一方で、日本での重症化例の報告は、まだ見られない。
他国に比べて、医療機関現場での対応が良いからなのか?
それとも、日本人は今回の「第1波」には耐性があるのか?
両方だろうな。
(注):連載の「絵日記」は、次回な('-^*)/
欧州でのお仕事、徒然絵日記 4
学会の空き時間に訪れたバルセロナのお店。(お店は真ん中の写真)
”Calderata de arroz con bogavante”・・・ロブスターのスープ鍋パエリアというわけだが、これは、ロブスター入りの「雑炊」だな。まっ、「エビ雑炊」(笑)。
出汁が、きいていて、旨かったよ。
スペインの白ワイン(1本通し)は、自分の感覚で併せたけれども、結構マリアージュしてたな。
まあ、この店は、良いほうだった・・・と個人的には思う。
あと、牛肉のカルパッチョとあわせて、お会計は40ユーロくらいだったから、費用効果としては「まずまず」ですね。
なお、学会中に知り合った人たちによれば、スペインは「エル・ブジ」(バルセロナから車で2時間)のように世界のトップレストランがあるなど「ハイレベル」のように思われる。ただし、店は、事前のサーチが欠かせないとのこと。
結構、飛び込みで「良さげ」のように思って入ったら、はずした方々がおられる。
「新しい星を見つけるよりは、(これは美味い!というような)新しい料理をみつけることのほうが人々の幸せにつながる」ということを前に誰かさん(外国人)が言ってた。
確かに・・・。
私は、これからも、新しい治療法をみつけて、人々の幸せにちょっとでも貢献できればいいな・・・と思っている。