「死にたい」の陰にあるもの | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

我が家の天井から雨漏りがしているのが判明したトホホです。

台風来ているのに、どうするんでしょう?

 

今回はちょっと真面目なお話を・・・・。

 

Yさんの娘さんが、「死にたい」と口にしているとのことでした。

 

Yさんは「そんなこと言わないで」「頑張って生きなきゃ」と

言っていたそうです。

 

そして、本当に娘は死んでしまうのではないかと

気が気ではないとのことでした。

 

どうやらお話を聞いてみると、

Yさんの娘さんの「死にたい」は

 

生まれ変わりたい

新しい人生を踏み出したい

 

という心の叫びだったようです。

 

Yさんは

「そんなこと言わないで」「頑張って生きなきゃ」と言い続けたそうです。

 

しかし、聡明なYさんは、そのように言い続けることは

相手の弱音・本音を吐く機会を閉ざしてしまったのかもしれない、

「あなたの話は聞きません」という意思表示をしたも同じと気づきました。

 

その時、娘は不完全燃焼の気持ちの持って行き場が

なかったに違いないとYさんは言います。

 

もし、可能であれば

「そういう気持ちなのね。

そのところ、もう少し話してくれないかな?」と、

そんなふうに聞いてみてはいかがでしょうと伝えました。

 

もちろん、感情が高ぶっているときは、

そんなことを冷静にいう事もできません。

 

しかし、子供に「死にたい」と言われて、

その言葉に狼狽し、震え、言葉で振り回されていた

Yさん自身の心に変化がありました。

 

「ああ、娘が『死にたい』というのは、

新しい人生を踏み出したいという叫びなのか」

と理解できたそうです。

 

すると、今までほど「言葉にいちいち振り回されること」が少ない自分に

気が付くことができたそうです。

 

Yさんと娘さんは、一進一退しながらも、

いまも「お互いの距離感」をさぐりつつ、

日々を過ごしています。

 

 

「お互いの距離感」

これって思春期や反抗期の子供と関わる時、

また人間関係を築いて社会生活を送るうえで、

ポイントなのかもしれません。

 

未だにこの部分で、悩んだりぶつかったり、

近づきすぎたり遠すぎたりしながら、歩んでいるトホホです。

 

 

 

 

        嫁との距離感ーーーーーーーー笑い泣き