医学部志望の子が勉強しないのですが② | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

小学生や中学生のお子さんを持つお母さんから


「子供が医師になりたいと言っています。

でも勉強しないし成績も下がっています。」

というご相談を受けます。


「医学部合格」という事だけに関して、

その位置をちょっとだけ知った者として、

また数多くの失敗を経験した者として言わせていただくとすれば、


「あまり親が早くから『医学部だけ』にこだわりすぎないでください。」

と言いたいです(;^_^A


まあね、早期教育も幼児教育もしていない我が家では

そんなことを偉そうに言う権利も何もないのですが。


ただ、大学受験を終えた立場からすると


親がどんなに道を整えても、「大学受験」は

本人がその気になって、そして行動に移さない限り、

どうしようもないようで・・・



我が家の1番目の子Aが足りなかったのは

「挫折した時にもう一度立ち上がろうとする力」でした。


そして、超ド真面目 頑固 人間ゆえ、

自分のやり方(非能率的)を変えようととしない、

変えることができないということでした。


塾にも行きませんでした。


A自身、「高校の課題をしっかりやっていれば

旧帝は合格できると先生が言っている」という言葉を

頑なに信じていました。


まあ、頑固


親が言って聞くような子じゃあるまいし。


こういう子はね、気の済むまでやらせてみるしかないのかも。


もしかしたらうまくいくかもしれないし、

もしダメでも、一度自分で苦汁を味わう必要があるのかもしれません。


人生のどこかで、そういう経験をするのでしょうし。


私も、最初の子ということもあり、

この子は真面目だから順調に行くだろう、

そうでなければ理不尽じゃないかと

思っていた部分があったように思います。



もしかしたら、その子の人生に用意された道は

医学部以外の道かもしれない。


志望したら必ず手に届くとは限らず

涙を呑むことだってあるのが人生だ。


と、今ならつくづく感じるのですが、

当時はそんなことすら考えなかったのかもしれません。


というか、まさかAが挫折するなんて思ってもいなかったのよあせる


すんごいわね、私。


どんだけ傲慢母やねん。


トホホ母改め、ゴーマン母!?




子供が挫折を味わったり、

思ったようにいかない事があっても

修復して乗り越えていく力をつけていくこと。


倒れないように、杖をあちこちに差し出していくことより、


倒れかかったらさりげなく杖を差し出して励ましていき、

やがて自分で倒れ掛かっても起き上がる力がつくよう

育てていく親であること。


そこが私には皆無だったと思っております。



子供が小中学校の時期だからこそできることではないでしょうか。


まあ、理想論なんですけどねドクロ




特に1番目の子Aに関しては

車のハンドルの「遊び」もない状態で、

わずかに切ったハンドルなのに、そのまま、

ますます違う方向へ進む、そんな状態でした。


ほらほら、分度器の1度の違いが、

長い先には大きな違いになってしまうように、


そのちょっとしたズレすら、修理できなかった、

頑なゆえにしようとしなかった、

そのようなアドバイスをしてくれる人もいなかったわけです。


だからこそ、「ハンドルの遊びは大事」と痛感したものです。


また、3番目の子Cにおいては、

「そっちに行くと崖があるよ」と言っても


実際に行ってみて、「本当に崖だ」と思っても、半分落ちかかって

「やっぱりこの道は危険だった」と痛い目にあって戻ってくるという・・・


そんなタイプなので、どうのこうのは言えませんが、

ただただ言えるのは


「一つの道だけに限定しなさんな」。




「勉強をしません。成績も落ちてます。」という限りは

本人の本気度もまだまだなのだということでしょう。


その時に、周囲や親だけがエンジン全開ターボにしても

一時的に良くても、身につかないし

大学受験を前にしたら、そんなものはぶっ飛んでしまいます。


医学部を志望した、という気持ちを大事にし、

しかし道を狭めるのではなく

お子さんの可能性を信じておおらかに見ていただきたい。



また、親自身も、子供成績や勉強などの

「見えるところ」だけにとらわれず

その子の存在そのものを喜んでいってくだされ。


そして、ママ友も選ぶざんすグッド!


成績が伸びた、伸びなかった、

合格した、合格できなかった・・・云々にとらわれずに

語り合うことのできる相手を見つけておくことも大事だと感じます。



以前の記事にもかいてありまする~

http://ameblo.jp/igakubuzyukenhaha/entry-11621853454.html



医学部に進みたいという思いが強く確かなものとなりますように。


勉強したいと思う思いが与えられますように。


時には口にせず、念じたほうが効果的かもです。


本気で念じるのよ~~~~。



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