栗林あや(いがぐりこ)です。

最近、PR記事の仕事を始めて、ある興味深い発見がありました。

 

それは、「条件を細かく指示してくれる方が助かる」ということです。

 

 

この発見は、ただの仕事の話ではなく、人間関係や恋愛にも通じるものだと感じました。



現在、私は10件弱のPR記事の案件を手がけています。

 

企業さんから

 

「この商品の特徴はこれです。ここをPRしてほしい。NGワードのこれは載せないでほしい。」

 

という具体的な条件が送られてきます。

 

 

案件の仕事を受けて気づいたのは、

 

この条件が、具体的で細かい企業と、あいまいでゆるい企業があるのです。

 

この条件の具体性が、記事を書く上でとても重要だと気づいたのです。

 

 

 

条件が具体的で細かい企業は、一見「神経質そうだなぁ」とか「めんどくさいなあ」という印象を受けます。(ごめんなさいあせる

 

でも、実際にPR記事を書いてみると、具体的で細かい内容を教えてくれてあるので、文章が書きやすいのです。

 

 

そして、条件があいまいでゆるい企業は、一見、記事の書き手に優しい印象を受けますが、

 

実際にPR記事を書いてみると、何を書いたらいいのか分からずに、書き手の私は戸惑うのです。




例えば、ある石鹸の企業さんからの依頼で、

 

「この石鹸は、〇〇という新成分を配合しているので、泡立ちが良く、手触りが柔らかいので、その点を強調してください」

 

「【汚れが完全に落ちる】という表現は使わないでください」

 

という具体的な指示があったとします。

 

 

私は石鹸の成分について、全くの素人です。

 

石鹸メーカーの人にとっては画期的な「〇〇という新成分」のことは知りません。

 

 

でも、あらかじめ「〇〇という新成分を配合しているので泡立ちが良い」と教えてくれているので、

 

その石鹸を使ってみた時、泡立ちに注目して、泡立ちの良さや、手触りの柔らかさを感じて、

 

「あ!これかあ!〇〇という新成分が配合されているから、こんな泡立ちがいいのかぁ!」と、実感できるのです。

 

 

手の中でふわふわと広がる泡や、肌に触れた時の優しい感触。

 

それらを意識して体験すれば、記事にも具体的な描写ができるようになります。



でも、逆に、細かく指示をしない企業さんの場合、どう書いたらいいのか戸惑うことが多いのです。


例えば、「この石鹸は新製品です!肌に優しいので、その良さを伝えてください」とだけ言われた場合、

 

何が良いのか、どう伝えたらいいのかがわからず、書くのが難しくなります。

 

泡立ちのおかげで肌に優しいのか、無香料だからなのか、それとも洗浄力弱めってことなのか。なぜ肌に優しいのか。

 

具体的な指示がないと、どこに焦点を当てたらよいのかがわからないのです。


 

そして、そのPRポイントと同時に、「書いちゃダメな条件」を細かく言ってくれないと、

 

こちら側はその製品に関して素人ですので、企業側が避けて欲しい「地雷」を踏んでしまう可能性があります。

 

表現して欲しくないNGワード等を使ってしまい、言って欲しくないことを悪気なく言ってしまう可能性があるのです。

 

「【汚れが完全に落ちる】という表現は使わないでください」

 

と言われたら、「ああ、そうだよね。」って気付けて回避できます。

 

 


書き手には、

 

①気が利いて空気が読める人

 

②気が利かず空気が読めない、ある意味ピュアな人 がいます。


 

もし、細かく指示をしなかった場合、

 

書き手の中で、①気が利いて空気が読める人 は、企業側の地雷を踏まないように配慮して、

 

差し支えのない、当たり障りのない、ぼんやりとしたPR記事の文章になります。

 

 

「これは書いたらマズいよね。」

「誤解されないようにやんわりと書こう。」

 

配慮した結果、無難な文章になるのです。




そして一方、②気が利かず空気が読めない、ある意味ピュアな人 は相手の地雷を踏みまくって、

 

企業から訂正を受けたり、あるいは採用されなかったり、後々トラブルに発展したり、

 

依頼主をイライラさせてしまう可能性のある文章になるのです。

 

(例えば「汚れが完全に落ちましたぁ!」など悪気なく書いてしまう。)


だから、「条件を細かく指示してくれる方がお互いに助かる」のです。



この経験から、人間関係や恋愛においても同じことが言えると思いました。

 

 

パートナーに対して、「これが私の好きなところ」「これが嫌いなところ」と具体的に伝えることで、

 

相手は「あーそうなんだ!」と気づき、理解してくれるのです。




例えば、デートについて

 

「私、海が好きなんだ。波の音を聞いていると心が落ち着くんだ。

でも、運動は苦手。例えば山登りとかは体力がないからしんどいの。」と伝えておけば、

 

相手は次回のデートで、もしかしたら、「そういえば海が好きって言ってたよね」って、海辺に連れて行ってくれるかもしれません。

 

 

でも、「どこでもいい」って言っていたら、

 

上記の石鹸の書き手の例と同じで、

 

①無難で当たり障りのないプランになるか、


あるいは

 

②「俺は山登りに行きたい!キミも嬉しいだろう?」って、悪気なく、トンチンカンな場所に連れて行かれて、イライラするかもしれません。

 


細かな条件や内容を伝えることは、本当にどの世界でも大切なんだと感じました。

 

 

 

私たちの日常生活においても、

相手に期待すること、避けてほしいことをしっかりと伝えることで、よりスムーズ人間関係を築くことができるのではないでしょうか。

 

 

もちろん、伝えたその場では「なんだか細かくて神経質な人なのかな?」とか、「めんどくさいなぁ」と思われてしまうこともあるかもしれません。

 

でも、後々のコミュニケーションをスムーズにするためにも、必要なことなんだと思います。

 

 

「条件を細かく指示した方が、お互いが助かる」

 

そんなふうに思ってみるといいかもしれませんね。おねがい飛び出すハート

 

 

 

 

 

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