栗林あや（いがぐりこ）です。
今日は、高次脳機能障害で入院している母の病院で
・主治医の先生と
・病院の相談員の方と
・地域包括支援センターの担当の方と
・看護師さんと
・訪問看護ステーションの方と
・母と
・私で
今後の生活に関する面談が開かれました。
母のためにこんなに手厚く面談の機会を作ってくださって、本当に感謝感謝です。
（患者さん一人一人にこういった機会を設けているのだろうか？？？）
そこで、来週母が退院することが決まりました。
そして相談員の方からの提案で退院と同時に
「精神障害者保健福祉手帳」と
「自立支援医療受給者証」を
取得申請することになりました。
「精神障害者保健福祉手帳」というのは
ご存知の方も多いかもしれませんが、
精神障害の状態にあることを認定した障害者手帳です。
取得することで様々な福祉的制度の支援を受けやすくなります。
「自立支援医療受給者証」というのは
障害者総合支援法に基づく制度で、
精神疾患の治療のために医療機関に通院する場合に、
医療費の自己負担分の一部を公費で負担していただける制度です。
主治医の先生によると
母の現在の高次脳機能障害の状態だと、
障がい等級は「おそらく1級（か2級）になるだろう」とのことでした。（決定は自治体がします）
こういった支援のサービスに関して
私はどうしたらいいのか
わからないことだらけだったので、
こんなふうに相談員の方と包括支援センターのケアマネジャーさんがいろいろ提案してくださって、とてもありがたいです。
理解のあるいい先生と親切な相談員の方に巡り会うことができて、母はラッキーでした。
支援の枠を利用しながら
・ヘルパーさんに週1回来てもらう
・訪問看護の方に週2回来てもらう
・デイサービスに週1回通えることになりました。
あと行政と連携している
宅配弁当（自費）を注文することになりました。
宅配弁当は、毎日のことなので
費用の負担にはなりますが、
地域包括センターと連携していて
手渡しで宅配することで
高齢者の安否確認も兼ねているそうです。
（数日不在で本人に会えないなど）何かあったら
包括センターへ連絡してくれるそうで、その点も安心です。
母は高次脳機能障害の「遂行障害」で
何かやりかけたものを忘れてしまうため、
「万一、ガス火の不始末🔥で火事を起こしたら、、、」
というのがとても怖いので、
弁当なら火を使わなくて済むのもメリットです。
そして、意外だったのは
宅配弁当を母がすんなり受け入れてくれたことです。
これは、ほんとよかった！
（これまで母は「（火の扱いなど）頑張ればできるからね！もう失敗しないから！お母さん頑張るからね！」の一点張りだったのです。
この「自分ができることの読みが、実際の自分の能力とかなりズレている」のも高次脳機能障害の特徴なのだと思います。）
「退院して元の環境に戻ったら、また母の状態が悪くなってしまうのではないか・・・？？」
そんな不安もありますが、
「以前と違うのは、これで支援の手が入りましたからね。」と相談員の方に言っていただけて、心強かったです。
今日の面談もそうだし、
たくさんの人が、母と私を助けてくれる。
もう薄暗い市営住宅で一人きりではない。
もう社会の中で取り残されて見過ごされることはない。
へんなふうに幼い頃から
母と自分を同一視する癖が染み付いていて、
薄暗い市営住宅に残されている母を助けたいのか、
薄暗い市営住宅に一人で過ごしていた幼い頃の自分を助けたいのか。
よくわからなくなってきた。
今は「きっと、いい方向に向かっている」そう信じたいと思います。
手続きがこみいっていて混乱しそうですが、
ひとつひとつクリアしていきます。
頑張らねば。
面談が終わって、お腹がぐーぐーで
帰りにコーヒー屋さんに寄った。
パスタを注文したら、ソフト麺みたいな太いパスタが出てきた。
見慣れない太麺にびっくりしたけど、美味しかった。
パンケーキも美味しかったです。
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