睡蓮の花
堺市の大仙公園をさらに歩いていくと、
茶室説明板です
初めの茶室である伸庵です。
伸庵は、明治から昭和を通じて、数奇屋普請の天下一の
名匠と言われた仰木魯堂(おうぎろどう)が粋をこらして建
てた茶室です。昭和4年(1929年)川辺太郎邸として建築
されました。後に福助の辻本氏の手に渡り1980年堺市に
寄贈され、大仙公園に移築されました。平成15年(2003
年)登録有形文化財になりました。茶室を含めて、10室の
和室を持つ風雅な二階建てです。
下の様な室内立礼席で、抹茶+干菓子が300円でいただけます。
ここを過ぎて歩くと
今井宗久は大和国(奈良県)今井町の出身です。
祖は近江佐々木氏の末裔で、近江国高島郡今井
市城を領したので、氏を今井と称します。堺に出て
納屋宗次の居宅に身を寄せ、武野紹鴎に茶を学ぶ。
やがて紹鴎の女婿となり、家財茶器などをことごとく
譲り受けたといいます。
今井宗久が戦国時代末期、橿原市今井町の牧村家
(現豊田家)に建てた茶室は、電力業界に貢献した松永
安左衛門が昭和15年(1940年)に豊田家より買い受
けて小田原市に移築し、黄梅庵(おうばいあん)と名付
けた。その後、昭和53年(1978年)、相続人の松永安
太郎が無償で堺市に寄贈し、市制90年記念事業の一
環として昭和55年(1980年)10月、大仙公園内に
移築されました。
この左側に堺市博物館があります。
堺市博物館です
明日はこの館の展示を紹介します。
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