2011.10.27
久しぶりに活動の話を。

配属後、2ヶ月でバカンスに入り、最近まで学校での活動は全くできていませんでしたが、10月に入り、新学期が始まり、徐々に学校現場での活動が始動しております。

予想に反して、学校が予定通りに始まり、グラウンド整備が迅速に行われ、あたふたしております。

とりあえず、授業をメインで担当することはなく、ベナン人の先生たちとうまく連携していきたい。
と言うものの、僕の任地の体育の質は非常に高い。
怠惰な日本の体育教師に見せてやりたいくらい。
普通にすばらしい。
授業を見る度に、自分の存在価値の無意味さを痛感させられます。

各教師の質に施設や用具がついていってない。
ハードにソフトがついていってないっていうのはよく聞くけど、ここはソフトにハードがついていってない。
もっと良い施設があって、もっと用具が充実していれば、彼らはもっと良い授業ができるって本当にそう感じる。
もったいない。
でも、僕には基本的にハード面はどうしようもない。
ということで、活動が本格始動した矢先、自分の限界に直面。
さて、どうしたもんか。
っていう状況。

もっと田舎に行くと状況は違うだろうけど、任地を超えた活動はNGらしいし。。。
まぁちっちゃいことをぼちぼちやっていくしかないってことですかね。

試行錯誤。

では、ごきげんよう。
2011.10.26
どーも。またまたかなり間が開いてしまいましたね。
この間にあったことは2つ。
マラソン大会とモロッコ旅行。

マラソン大会はアラダというとこであって、同期の隊員とその配属先が企画・運営でした。
同期のよしみということで参加したわけでしたが、2キロの予定が8キロ走ることになりまして、、、

死にました。

1年前にフルマラソンを走ったという経験と慢心があったので、8キロを走ることになったときも、内心、余裕だろって思ってました。
1年前と言っても、もはや過去であることを2キロくらいで気づきました。
そこからは単なる地獄。。。
まぁなんとかゴールできたので、よかったよかった。
これ機に少しずつ運動しよう。一応、体育隊員なんだから。


そして、そのマラソン大会の翌日、モロッコへ出発。(筋肉痛3日続く)
男4人プラス現地で日本から来る男と合流。つまり男5人旅。
基本、一人旅しかしたことないので、どんなもんかと思っていましたが、
めちゃおもしろかった。
いろいろ事件・事故があった。
でも、このブログでは自粛します。すみません。

とにかくモロッコ最高です。
ぜひ、行ってみてください。そんなハードルが高い国じゃないです。
実際、多くの日本人観光客が訪れています。

軽くモロッコの良いとこを箇条書き。
・物価が安い(日本感覚だと特に)
・雑貨がオシャレ
・町並みがおもしろい
・旧市街の迷路な感じが楽しい
・安宿が多く、質もいい
・イスラム建築がきれい
・治安の良く、旅行しやすいイスラム国
・女性がきれい(ベナンと比べ物にならん)
・砂漠、山、海といろんな自然を堪能できる

こんな感じ。
唯一の難点はお酒を飲めるとこ・買えるとこが限られること。
これは中々僕にとっては残念でした。

そんなこんなで、ともかく楽しい国でした。
来年もまた行こうと思う。

ベナンに戻ってきて(戻りたくなかったが)、軽くホームシックならぬモロッコシックです。
でも、黒人だと落ち着く自分もいる。


まとまりないけど、マラソン大会とモロッコ行ったよっていう日記でした。

では、ごきげんよう。
2011.9.29
どーも。ガボンから強制送還されて、ベナンに帰ってきました。
でも、そんな好きでも嫌いでもない国に戻ってきても、なぜかホッとしている自分がいます。
ゼミジャン(バイクタクシー)のエンジン音、車の異常なほど鳴らすクラクション、ヨボと呼ばれること。
そんなうっとしかったことが、ちょっと懐かしくも思えたり。
そんな新しい自分に戸惑いながらも、またベナンでの生活に戻ろうとしているしだいです。

さて、ガボンですが、ベナンから行ったせいか、非常にまともな国だと感じました。
全てが1ランクも2ランクも上な国。
だから、「ありえねぇー!!」っていうような体験はほとんどなかったです。
ベナンの日常の方が本当に非日常的だと実感。
そういった点だけに限って言えば、つまらなかったと言わざる得ないですね。
ベナンでの生活は確実に僕をたくましくしているでしょう。

その「ありえねぇー」体験以外を考えると、普通に楽しかったです。
楽しかったことを箇条書きすると、、、
・行きの機内食で、自分だけ腐ったバターをもらう。
・ガボン隊員とガボン日本大使の送別会に参加。
・男二人でビーチリゾートではしゃぐ。
・ベナンでは食えない韓国料理を食う。
・今まで見た空港で最もお粗末な空港に降り立つ。
・4日間、男二人でセミダブルで睡眠。
・動物をそれなりに見る。
・ガボン産ビールの工場を見学。
・虫を食す。

こんな感じです。
Facebookに写真をアップしたので、そちらを参照しながら読むとわかりやすいかと。
別にこっちに写真をアップするのが面倒なわけではありません。

とりあえず、もう2度と行くことはないであろう国に行けて満足。
リヒテンシュタイン、アンドラ並みにレアな国でしょう。
(ベナンもだけど。)

今回の旅行で、ガボン隊員には本当にお世話になりました。
ここで言うのは適切かわからないけど、本当にありがとうございました。
感謝です。

さて、こっから気合い入れて活動!!

っといきたいところだけど、来週末から今度はモロッコに行ってきます。
すいません。
そこまでにやれることやって、帰ってきたら本格的に、がっつり活動しようと思っている所存です。
本当に。
うそじゃないです。

5月までが学校を舞台に活動できる最初で最後のチャンスなので、まぁやれるだけやってみよう。
っていう気概です。
こんな性格ですいません。


では、ごきげんよう。
2011.9.13
日本では残暑なんて言葉がよく聞かれる頃ですが、
ここベナンでは残暑なんてことはなく、乾季に向け、目下、気温上昇中であります。
日々、日差しが強くなっていることを、文字通り、肌で感じている次第でございます。

そんなベナンを一時、脱出させていただきます。
今週、金曜日から10日間ほど、任国外旅行という制度を利用して、
ガボンという国を旅してきます。

ガボンは中央アフリカ、そして赤道直撃の国です。
ベナンから飛行機で、1時間半くらいと近い。
日本語での旅行情報が極端に少ない国なので、いまいち何があるか、何が見れるのか、何が食えるのか、よくわからんまま行って参ります。

なぜ、そんな国に行くのか。
それは、この機を逃せば、2度と行かないだろうという確信があるからです。
ベナンに来る前から、ガボンには行こうと決心しておりました。

ちなみに同期のやつと二人で行ってきます。
僕にとってアフリカ2国目のガボンで、何が待っているのか。楽しみでございます。

死なない程度の、おもしろいハプニング・アクシデントを期待していてください。


それでは、ごきげんよう。
2011.9.6
さて、今日はフェット(お祭り?飲み会?パーティー?)でした。
このくそ長い、バカンス中の8割くらいを占めたバスケ指導関係の飲み。

学校関連の全国大会の打ち上げっすね。
いちおーベナンでも中高生の全国ってあるんですよ。
今年は、まぁだいたい高校生の試合。来年は、中学くらいのメンバーの大会。
チームは国体みたく、県代表ていうメンツ。
インターハイで、出てる選手は国体ていう感じ。
そのチームに運良く携われて、バカンス中はその練習ばっかりでした。

それが先月、本番がありまして、ポルトノボチームの男子は3位、女子は2位でした。
実際は、大会本番は隊員総会があって、ほとんどチームを指揮することはできなかったんですが。
そのメンバーに対して、お疲れ会をしようとのことで、本日フェットしたわけです。

まぁ楽しかったです。
いちおーコーチと教え子の関係ではあるが、ベナンは留年やら何やらが普通なので、20代そこそこの高校生なんて、ざらにいるわけです。
というわけで、ほとんど同年代のベナン人と飲めて、楽しかったというわけ。


なんだかんだ、教え子ってかわいいんですよ。
たとえ、そいつが普通に酒飲んでても。


今回、この期間限定チームに携わってよかったのは、何よりも男子の1人に超まじめなやつがいて、
そいつに出会えたこと。
超まじめで超ストイック。すんごいイイやつ。
バスケ初めて、1年未満なのに、かなりうまい。
大会前、練習後に今日の夕方練習つきあってくださいって言ってきた唯一の人物。
んで、今日のフェット中も、これからいつ暇ですかって聞いてきて、
もし時間があったらバスケ教えてくださいって言ってくる始末。
なんて、可愛く、熱心なやつなんだ!!

僕のわけわからんフランス語の指導を真剣に聞き、そこから何かを掴もうとする姿勢に本当に心打たれる。
日本ですら、こんなやついねぇーよ!!って。
よくわからん、しかも言葉がうまく伝わらない外国人に指導を受けたとして、まじめに話聞けるか?
正直、僕が高校生だったら無理だ。てか、今でも無理だ。
彼はなかなか人が持ってない正直な向上心っていうものを持っていると思う。
国籍、肌の色、話す言語、そんなん関係なしに、ストレートに人の意見を聞ける素養を持っている。
僕は話す人のバックグラウンドとかいろんな要素をふまえて、人の言葉を聞いてしまう。
たぶん、多くの人がそうなんだと思う。けど、彼は違う。
これからどんなベナン人に会うかわからんけど、こいつに出会えただけで、ベナン人って捨てたもんじゃないなって思わせるやつ。
こいつに会えただけで、このベナンでの活動も無駄じゃなかったって思わせるやつ。
普通に日本人よりも、尊敬できるやつに出会えて、本当によかった。
これからも、関わりを持っていきたい。

そう再確認させられたフェット。

そんなフェットもいいじゃないか。


では、ごきげんよう。