大人将棋入門 終盤”何となく”最後は持ち駒で力押し わからなければ包囲 | アイデス山口 iラヴ将棋「下手の中飛車→風見鶏β」

大人将棋入門 終盤”何となく”最後は持ち駒で力押し わからなければ包囲

相手の玉は薄い。退路も絶った。

あとは相手の玉の周りに打ちまくるだけです!!

その打ちまくり方ですがベストは王手。それも守り駒が取れない位置での王手がベストです。
相手は王手を回避する手しか打てないですし、守り駒が取れなければ玉は動くしかない。
あらかじめ逃げ道を塞いでますから、動ける場所は限られてます。

ただ下段に落とす目的以外の駒のタダ捨ての王手はなるべく避けてください。

色んな書籍では「終盤は駒の損得よりもスピード」と書いてありますが、
そのスピードがない初心者は「いかに戦力を温存して包囲するか」です。

王手することに集中すると途端に視野が狭くなってしまうので、
トドメの金だ!!と打ち込んだら、遠くの角がビューンと飛んできて撃沈!
私もこの癖が未だに治りません(苦笑)。

なので、ベストは王手ですが、良い王手が見つからない時は、
それまでと同様、安い持ち駒で包囲する方法を探しましょう。
失敗してもダメージが少なく、戦力はまだ残っているので、チャンスはまだあります

実際のところ終盤はパズルであり、読みの力です。
これには日頃からの訓練が必要ですので、初心者がうまくいかないのが普通です。
それなら「相手玉を”何となく”包囲していたら、よく見たら頭金で詰む局面だった」みたいな方が、
きっとうまくいくんじゃないでしょうか?