こんにちは!
奥山リエ子です。
今日は「インナーチャイルド」という視点から書いてみたいと思います^^
多分このブログを始めて始めて書く単語。
インナーチャイルドとは、「内なる自己」「自分の心の中に存在する小さいときの自分」であり、
具体的には、子供時代の頃の記憶や心情、感傷といわれています。
これが、大人になってもうよく覚えていなかったとしても、
知らず知らずのうちに多くの影響を与えていることが多いのです。
傷ついたインナーチャイルドを癒すということに取り組まれている方も多いようです。
IRMでは、インナーチャイルドという言葉は使いませんが、
メンタルデトックスの原因として、同じように、
子どものころの感情をともなった記憶を扱っています。
私も、この傷ついたインナーチャイルドをもっていました。
それに気づいたのは、社会に出て自分に向き合いだしてからでした。
小さい頃、母に対してとても「寂しい」と思っていたことにあるとき気づきました。
以前も書いたことがありますが、母は、4人子どもがいる上に、
認知症で寝たきりになっていった祖母の自宅介護、
さらには、倫理を学んでいたので、毎朝5時~6時の集いに参加し、
昼間もその活動で家を空けることもありました。
ものすっごく忙しくしていました。
ご飯も一緒に座って落ち着いて食べることはなかったし、
台所の床で朝まで寝ていたりしていました。
今自分が2人子どもをもってみると、
あの要領が全然よくない母なのに、想像を絶することをしていたなあと思います。
本当に、今浄化されてみると、感謝しかないのですが・・・・
母が頑張っているということはよくわかっていたのです、
だから長女である私は、母にこうしてもらいたいという気持ちを
かなり抑えてきました。
私は母と遊びたかった・かまって欲しかった・話を聞いて欲しかった、
だけどそれが全く満たされなかった。
たまに訴えても受け止めてもらえなくて、すごく寂しかった。
忙しいのはわかってるから、実際私に時間が使えなくてもいいから、
ただ気持ちを受け止めてくれればいいのにという気持ち。
気持ちを受けとめてくれなかった。
その寂しさが怒りになり、時間が経ち恨みへと繋がっていきました。
そして、この寂しさ・孤独感がその後の対人関係においても大きく影響し、
母に共感してもらえなかったという体験が、
私自身が共感力が弱いということに繋がっていったり、
人とのコミュニケーションをとる上でかなりのブロックになっていました。
この寂しさと怒りは、1人目の子どもを出産した後、
もう凄いエネルギーでデトックスされだしました。
デトックス、つまり、この感情が噴き出してきたんです。
インナーチャイルドが暴れているという感じでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんに対して、
気持ちを受けとめてあげないと!という強迫観念にかられました。
泣いたらすぐだっこしてあげないと!など、
今から考えるともの凄く神経質になっていました。
泣いても分かってくれないと思ったら、
赤ちゃんのコミュニケーション能力に差し支えがあるかもしれない。
私のように。
長女の出産を期に、私はこのインナーチャイルドの自己観察を始めました。
かなり大きな感情の波が毎日のようにきていたので、
かなりしつこく向き合ったと思います。
母が家族のために倫理を勉強したり、祖母の介護を自宅でしていたこと、
愛情を注いでいてくれたこと、ものすごく頑張っていたことは
よくよくわかっているのです。頭では。
でも、この寂しい感情がどうしても母を許さない。
子どもの気持ちを受け止めてあげることがなによりも一番大切。
それが親の愛情なのだ。
その思い(価値観)がずーっと心を占めていました。
自己観察は、感情を感じ、価値観を観ていきます。
何度も何度も自己観察を繰り返しました。
向き合って向き合って・・・
向き合って向き合って・・・
あるときふとした瞬間に視点が切り替わり
浄化に結びつきました。
ああ、これが母の愛だったんだ。
と、ストンと心に入ってきました。
もう、号泣でした。
どれだけ泣いたかわからないです。
今でもちょっと思いだすと涙ぐみます。
このとき、私は気持ちを受けとめてもらえなかった、
共感してもらえなかった寂しさから、本当の愛を求めていたけど、
大丈夫だった、
母は母の信じる方法で私を愛してくれていたのだとわかりました。
愛情表現にいいも悪いもないということがわかりました。
自由なのだということがわかりました。
経験した方はわかると思うのですが、
インナーチャイルドを感じて涙が沢山でると、浄化された気がしますよね。
私もヒプノセラピーや、イメージワークをやってみたことがあります。
そのときは泣くのですっきりした気分でした。
ただ・・・自己観察で自分で根本的に浄化できた今は、
昔のことを思いだしても全然寂しくありません。
本当に浄化されると、いい思い出になります^^
そして、いい思い出だけで終わらないのがIRMです。
体験には「ギフト」があります。
この体験から得た「ギフト」についても、今度書きたいと思います^^
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
IRM認定インストラクター
奥山リエ子