SS 甘美なお礼◇前編 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 一葉でございます (`・ω・´) キリッ。おはようございます!!


 新作の蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズですっ。

 仕事をしながら妄想するのはいい加減止めなきゃいけないとは思いつつ、自分の思惑とは別の次元で脳が勝手に働いてしまうのですから、もうどうしようもありません(笑)


 正直、この鍛錬が一月以上続くことになるとは夢にも思っていなかった一葉。

 応酬をスタートさせたのは5月終盤だったのに、もう7月ですって♡(*^▽^*)きゃふー


 スゲーな…妄想力。そしてそれに付き合ってくれるユーちゃんとセーちゃんにも多謝。

 プラス、飽きもせずに読みに来てくださるすべてのスキビスキー様に♡ラブ注入о(ж>▽<)y ♡


 本日のは前編です。久しぶりの連投、行きたいと思います(笑)

 では、夜間鍛錬で頑張っている♪ユーちゃんと、同じく夜間鍛錬で頑張っている♪セーちゃんと、すべてのスキビスキー様に、一葉から蓮キョ愛を捧げますっ♡


~蓮キョ愛捧げあい(応酬)お礼シリーズ~

■ 甘美なお礼 ◇前編 ■





 ラブミー部の部室から飛び出し、キョーコ、奏江、千織の三人娘はかつてないほど全速力で駆け出した。


「 一体、どこに行くんですかっ!? 」


「 とにかく此処にいるのが危険なのよ!!一旦ビルから逃げましょう! 」


「 そうね、モー子さんの言う通りだわ。天宮さん、遅れないで!! 」


「 もちろんですよっ!! 」



 先ほどまでは本当に

 ただのんびりと団欒をしていたのが嘘のようだった。


 いつものようにラブミー部の部室で、世間一般の月ごとに訪れる行事についてを話のタネに、依頼された書類の分類をしていたはずだった。



 薄汚れたお祭り、バレンタインデーが2月にあった事に表情を歪め

 揺り返しのようなホワイトデーがあった事に溜息を吐いた。



 桜咲く季節の4月。

 愛の伝道師、ローリィの命令で連日開催された花見大会。

 その裏方作業を懸命にこなした自分たちを褒め称えた。



 世間ではゴールデンウィークと名高い5月の連休中もそう。

 やはり社長の音頭で大量にこしらえ(させられ)た柏餅を、出勤社員のために配ったのだと、3人は遠いまなざしで過去を遡る。


 正確に言ってしまえば、行事の愚痴というよりは愛の伝道師についてのそれではあったのだが、そもそもそれを口にしたのは、ひとえに終息したのだという安息の気持ちからだった。



「 さすがに6月はこれといったイベントもないですからね~ 」


 書類をまとめながら、なぜ自主的にラブミー部に所属したのかを少しだけ後悔しているのかも知れない千織が眉尻を下げてアハハと笑う。


「 まあね。さすがに毎月これだけ騒げばさすがに少しは落ち着くと思うわよ 」


 千織から手渡された書類をホチキス止めしながら、むっすりとした顔で奏江が深い溜息を吐き出す。


「 そうよね!今月は祝日もないし、しばらくは落ち着いて過ごせそうよね 」


 ホチキス止めされた書類を数えながら、更にキョーコが二人の意見に同意をした。


「 何かあるとすぐ、愛される仕事をしたまえ!っていうのはやめて欲しいわよね… 」


 …と、さらに奏江が眉間に深いしわを寄せて右手を額に当てた時、一陣の風が吹き込んだ。





 バターン!!





「 よーう諸君!!今日は君たちにお願いしたいことがある!!」




 ビクリ!!


 三人娘の肩が申し合わせたように激しく揺れたのは、もはや致し方のない事だろう。

 そして個々の脳裏に浮かんだ言葉さえも、一言一句違わないチームワークの良さを発揮した。



 ――――― 絶対、ロクな事じゃない!!




 勇気を振り絞って声を発したのは、ローリィから一番近い場所にいたキョーコである。



「 お…願い、ですか…? 」


「 そうなんだ!実はな、新入社員用のDVDマニュアルを作ろうと思うんだが、それに3人を起用しようと思ってな 」




 ――――― 何故に?




 重なるのは同じ思い。

 驚き顔で目を見開いた3人娘の表情を読み込んだローリィは、期待を裏切らないウキウキ顔で右手の人差し指をピンと立てた。



「 おっ!時期に関しては気にしないでくれたまえ。LMEはやる気と愛さえあれば中途採用でも受け入れる企業なんだ。その仕事を紹介するDVD!!これぞ愛される仕事。そう思うだろう?ラブミー部の諸君!! 」



 有無を言わせぬ圧迫感を背に、にじり寄る社長。

 自然と彼女たちの姿勢は逃げ腰になっていく。


「 社長…どうぞ… 」


 いつの間に存在していたのか。

 社長の側近として定着している彼が、恭しく掲げたのは割と薄めの箱だった。

 うむ…と呟いたローリィは満面の笑顔で箱の中身を持ち上げる。



「 そこでだ!君たちにはそれぞれこの衣装に身を包んでもらって…って、おーい!? 」



 言われた瞬間、脱兎の如く走り出した3人。

 反射的に駆け出した彼女たちは、LMEビルから逃げ出すべく必死の形相で正面玄関を一路目指した。


 そこに浮かんだ形相は、とても女優とは思えないような必死さがありありと滲んでいた。





 ⇒中編 に続くのだ。


新しい職場に移動したので、社員教育用DVDを拝見させていただいたのです。(←なぜに丁寧な言い方?)

それを見ながら湧き上がる妄想はやっぱり蓮キョ…。

もちろん、DVDの内容が頭に入っていないのは言うまでもありません♡


実は、出勤時間が早くなったせいで、朝の時間が超不足っあせる

しかも日中、すっごく忙しくて…。

いつもアップに設定していた時間はもう秒読みでして、お昼休みまでは完璧ブログチェックはノータッチなのです~。

ひー…(°Д°;≡°Д°;)


予約投稿だから時間は関係ないような気も致しますが、目次の更新とか…悩みますよね。


あ、そうだ!セーちゃん。

せっかく考えてもらったのに、タイトル結局こんなんになりました。(;°皿°)

本当にすみませんです…


⇒甘美なお礼◇前編・拍手

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