本が売れなくなかったからか、有名人、特に芸能人が書いた本が大々的にプロモーションされるようになって。
思い出したんですが。
昔、Sさんという女性が、アンアンなんかで「作家。処女作執筆中」と写真入りで紹介されていて。
まだ処女作が完成していないのに、「作家」という肩書はおかしくないか?
彼女、双子の妹がいて、売れない歌手だったんですよね。
Sさんは売れないアイドルのリサイクルとして作家になり、その処女作が映画化もされて、そのうちどこかに消えてしまった。
業界人の愛人として彼と共にパーティーにお出ましになったりしていた。
どうしてそこまでお金をかけて、出版界、映画界が彼女を売り出したのか、謎。
彼氏がよほど権力があったのかもしれないし。
で。
昨日、息子がテレビを見ていたので、私も一緒に見ていて。
読書芸人と呼ばれる人たちが、お薦めの本を紹介していて。
又吉、光浦、髪が金髪で立命館卒のお兄ちゃん、あと誰か忘れたのですが。
どの本も面白そうだったので、そのタイトルをここに書きます。
「マチネの終わりに」 平野ナントカ著
「教団X」、「私の消滅」 中村ナントカ著
「夏の裁断」
「私の恋人」
「鳥打ちも夜更けには」
「グローバライス」 木下ナントカ著
「挫折を経て猫は丸くなった」
「森に眠る魚」 角田光代・著
「中をそうぞうしてみろよ」 ピタゴラスイッチ」の企画を考えた人?著
ということで。
どうしても特定の作家の作品ばかり読んでしまう私は、書評やお勧めの本から選ぶことにしたのですが。
この中で私が読んでみたいと思ったのは、「鳥打ちも~」と「挫折~」なのですが。
前者は架空の世界で架空の仕事をしている若者の話で、でも、それは私としては村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に出てくる計算士という仕事を参考にしているのではないか、と思ってしまうし。
この小説、村上春樹のパクリじゃね?と思うことがときどきあるのですが。
現代の作家に村上春樹は多大な影響を与えているってことかしら。
あ、そうそう。
私、「海賊と呼ばれた男」を読んだらぜんっぜん面白くなくて。
最初の数ページで投げ出しました。
ですから。
本なんて所詮、たまたま手にしたものを読んで、面白ければそれでラッキー、面白くなくても「そんなもんか」と思って投げだせばいいのではないかと思う。
本なんて読まなくても生きていけますよ。