読まずに死ねない

読んだ本の個人的感想などを綴るブログです。


テーマ:

  オバマ大統領の広島訪問。


  写真に残る場面、がいかにインパクトがあるか。


  ときに1枚の写真が何十億という人の心を動かすわけで。


  被爆者を抱きしめる米大統領。


  大統領自作の折鶴。


  何万後を費やすよりも、ずっと効果があり。


  で。


  この間、図書館に行ってたまたま目に付いた「地球の瞬間」という写真集を見ていて。


  ナショジオの翻訳の仕事、私もやったことあるんだわ。


  でも、私が訳した記憶のあるキャプションはなく。


  これまで見たことのある写真は何枚かあり。


  まず、中国の死刑囚。


  3人の、男性か女性か分からぬほど髪が伸び、首の周りに木の巨大な枷がはめられていて。


  写真を撮られる前、その姿で数ヶ月、牢屋に閉じ込められていたという。


  トイレはどうする?風呂はどうする?散髪は年に何回?


  と、死刑囚の置かれた悲惨な状況が目に浮かぶわけで。


  中国という国の、非人道的な側面が1枚の写真から分かるわけで。

  

  よくもまあ、そういう姿の死刑囚の写真を撮らせるものよ。


  「この写真が世界に公表されたらまずい」ということすら、中国当局は思いつかなかったのか。

 

  それともナショジオがカネを積んだのか?


  それから。


  世界的にも有名な、アフガニスタン難民の少女。


  何よりも見る人に衝撃を与えるのが、その目。


  恐怖におののいているのか、カメラを見据える目が、「この美少女は難民としてどんな目に遭ったのか?」を思わせて、ものすごい衝撃。


  誰にも、何にも、護られていない女の子はどういう思いをするか。


  写真を見る人は推測するしかない。


  そして、彼女はそれでも生きていくしかない。


  その少女は、30代になって3児の母となっているのを、ナショジオが探し当てたという。


  平和な場所で、家庭を持ち、母となり。


  しかし。


  そのまなざしの、怒りを感じているような、恐怖を感じているような、そういう色は残っている。


  彼女にとって生きていくということは、どういうことなのか。


  難民だった少女に、ナショジオはどういう風に、「写真を撮らせて欲しい」と頼んだのか。


  そして、いくら払ったのか。


  写真を撮っても、「じゃあ、またね。元気でね」と撮影隊が去っていくわけで。


  その「またね」は、20年くらい後で。


  その間、少女は「私は何のために写真を撮られたのだろう?そもそも写真って何?」と思っていたかもしれないし。


  写真は真実を伝える。


  しかし、撮る側にすれば、ただの被写体、ニュースを作る材料に過ぎない。


  材料にされた1人1人の人生があるわけで。


  ですから。


  私は写真を撮られるのが、好きじゃない。


  誰かに何かをアピールする材料に、自分の姿を利用したくない。


  普通、そう思いませんか?


  写真に写るのが大好き、って人。


  私には理解できない。


  自己愛の一種なんだろうか。


  あなたの姿を写真で見て喜ぶ人は、普通、身内か友達だけだと思う。


  どアップにした自分の写真を他人にあげる子が、学生時代にいて、あれにはびっくりした。

  

  なんであんなに勘違いできるかな。


  

  

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  米大統領が初めて広島を訪れた。


  そして、自ら折った折鶴を地元の小学生に手渡したという。


  米大統領が、被爆地に自作の折鶴を。


  手先が不器用な外人さんが自分で折ったにしては、うまく折れている。


  よほど練習したのか。


  安部総理には、「少し手伝ってもらって自分で折った」と説明したそうですが。


  折るところ、誰も見てないけど。


  折っている姿も写真に撮ればいいのか。


  米大統領として、「原爆投下について謝罪はしない」という方針で来日したが、被爆者を抱き寄せ、自作の折鶴を子供に手渡す、という演出だけで十分に外交的にもメディア的にも、絵になる。

  

  小さな折鶴は「共に平和を願う日米両国」の象徴として、まさに歴史的。


  オバマ氏に、「自分で折鶴を折って、それを持って広島に行って、小学生に手渡す」という演出をするといい、と提案したのは誰なのか?

  

  米大統領が被爆者を抱き寄せる、の図。


  昨日、今日と、その写真を私は何度、見たことか。


  そして、折鶴。


  米大統領が広島に寄贈。


  永遠に語り継がれるであろうし、その折鶴は永遠に広島に残る。


  謝罪するよりも、写真に残る演出をすることの方が、もしかして、謝罪になるかも。


  オバマ氏は個人的には原爆投下を謝罪すべき、と思っているかもしれないが。


  それは、正直、有色人種としての被害者としての共感かもしれぬ。


  アメリカはどうしてドイツ系を収容所にぶち込まなかったのか。


  どうしてドイツに原爆を落とさなかったのか。

  

  そこに、「白人は有色人種を差別している」という感情が流れている、と指摘する専門家もいるわけで。

  

  いや、専門家じゃなくても、普通のアメリカ人でさえ、「原爆投下は有色人種差別の結果」と口にすることがある。


  同時通訳の学校に行っていたとき、講師のアメリカ人はベトナム戦争従軍経験があり。


  「アメリカ人(のうちの白人)は有色人種を差別している」と何度か言ったことがあった。


  オバマ大統領には大統領としての立場があり。


  アメリカは基本、白人でプロテスタントの国。


  オバマ氏として、個人として、有色人種として、広島訪問にあたってできるだけのことをしたと思う。


  彼が白人だったら?


  それでも広島を訪問したか?


  私には分からない。

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  私が子供の頃、「うちの子は天才なんです」と保護者会で言っちゃうママはいなかった。


  自分で「俺は天才なんだ」と言っちゃうガキも、もちろんいなかった。


  身の程という言葉が生きていたから。


  で。


  先日、息子の部で初の保護者懇親会が開催され。


  って、居酒屋だよ、大した集まりじゃないの。


  で。


  現部長のご両親、S夫婦が参加。


Sさんは息子が2人いるが、ご実家まで一緒になって「うちの息子(孫)は、天才なんです!」と誰彼かまわずに言うということで、地元では一部で知られていた。


  Sさんが夫婦で参加、という時点で私は、そして他のママたちもなにかを予測していたと思うのですが。


  S夫婦は、懇親会で飛ばしまくり。


  どうしてそれほど興奮しているのか、他に楽しいことがないのか、気の毒なほどであった。


  しかし、本人にとっては晴れの舞台がそこしかないのかも。


  Y顧問を差し置いて、仕切るのなんのって。


  顧問が話していても、「さあ、Y劇場が始まりました!」とチャチャを入れる。


  これって、顧問に失礼だと思う。


  普段着で何のオーラもなく、だらしなく太ってしまりのない体型のS夫婦は、ここぞとばかりに興奮し、しゃべりまくり、「うちでは・・・、うちの子は・・・」とまくしたてる。


  目の当たりにして、私はびっくり。


  ここまで手放しで勘違いしているモンスターペアレントを見たことがなかった。


  せめて父親の方には多少は「分別」の二文字があるのが普通だから。


  で。


  その夫婦を見ているうちに、私は笑いたくなってしまい、S君パパに「あなた、ちゃんとお仕事はしてらっしゃるの?大丈夫なのね?」と訊きたくなってしまい。


  でも、息子自慢以外に居場所がないであろうオヤジに、そんなこと訊くほど私は意地悪じゃない。


  意外といい人なの、私。


  ですから、この夫婦の息子であるS君(次男)が部長を引退するまで、この夫婦を温かく見守ることにしましょう。

  

  と、私だけではなくその懇親会に参加したすべての人が思ったであろう。


  人間、器である。


  器にないことを望んでもしょうがないのですが、この夫婦はなにがなんでも何かのカーストの最高位に立ちたかった人なのでしょう。


  これまでその部で懇親会が行われなかったことも、S君の前の部長さんのママが、「とにかくこの部の保護者は集まりたがらないので・・」とだけ言っていたのも、私は納得。


  S夫婦は、Y顧問が話すと「Y劇場が始まりました!」と邪魔していたが、S夫婦がホントにやりたかったことは、S夫婦劇場なのである。


  ミニバスから2人の息子がバスケットに打ち込み、少なくとも中学では部長になれるほどには成功したのに、S夫婦にはおとりまきが誰1人としていない。


  S夫婦劇場の客が、誰もいない。


  で。


  S夫妻は、さえない人生から自分たちを2人の息子がどこかへ連れ出してくれるのを切に願っていたに違いない。


  自分の学歴や、仕事や、家柄や、そんなものがあれば、どこかに行けたかもしれないのに。なかったから、息子の手柄にすがってしまう。


  誰だって、よりどころがある。


  居場所を探している。


  それは、職場かもしれないし、同窓会かもしれないし、趣味の集まりかもしれないし。


  ここに行けば、主役になれる。


  誰にだってそういうものが必要なのだ。


  いや、誰にでもってことはない、主役になりたい人には主役になれる場が必要なのだ。


  S夫婦ご自慢の長男は、高校でもバスケ部に入ったが顧問とぶつかって辞めてしまったという。

  

  次男もあと2カ月で引退。


  12年ほど、息子2人の手柄でバスケ部保護者会を仕切ってきた、つもり。


  おとりまきなんて、誰もいなかったけど。


  観客も誰もいなかったけど。


  観客が誰もいなかった、S夫婦劇場。


  幕が下りる日が来るのか。


  続編があるのか。


  私は、私と息子に実害がなければ、どうでもいいです。


  世の中には、誰もが自分を大したものだと思いたい、自分が大したものでもなければ、子供の手柄に乗っかってママカーストの中では大したものだと思いたい、という人もいるわけで。


  でも。


  私は、自分が勉強したり、仕事したり、二胡弾いたり、自分の手柄をよりどころにしたいと思う。


  Sさん夫婦の長男は、小学生のとき、とても子供らしくて、素直な子に見えた。


  私にはそう見えた。


  でも。


  「お前はバスケが分かってない」と顧問につっかかって揉めたり、気に入らない部員を追い出そうとしたり、バスケ部ではそういう子だったらしい。


  無理していたのだ、親もジジババも彼を「天才だ!」と言っているから。


  ここで、質問です。


  ママカーストで上位にいるつもりのママは、我が子を幸せにしているのでしょうか?


  世のママたち、人のフリ見て我がフリ直せ。


  周りがしらけた目で見ているのに、主役のつもりで興奮していたS夫妻。


  それは、あなたかもしれない。


  いや、私だったりして。


  気をつけましょう。


  


  


  

  

  

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