今日、二胡のお稽古。
モンゴルの草競馬を描いた曲、「賽馬」を練習しているのですが。
一応、弾けるようになったものの、舞台で弾けるか?ってとこまでなかなかたどり着けません。
早弾きの曲なのですが、私のトシでは手が思うように動かず。
で。
本日のお稽古は、ひらすら「正しく音階を弾く練習」で終わってしまい。
なんだかなあ。
これまで私は、ピアノ、コントラバス、マリンバ、アコーディオン、バイオリン、ドラム、エレキベース・・といろいろな楽器を弾いてきたのですが、いつも勘、というか適当に弾いてなんとか曲になっていた。
で。
「賽馬」という曲、中国音階でラドレミソの5音しかない。ファが1度だけ出てくるのみ。
で。
先生が私に、「この曲の音階を弾いてください」と言うので。
簡単に弾けるつもりだったのですが、弾けないんですよ、これが。
内弦でラドレミ、外弦でミソラドを弾くだけ、のはずなのに。
最初のラ、ド、レが正しく弾けないんですよ。
どゆこと?
先生は、「これまで何度も言ったはずですが、半音を意識して、左手の人差し指の位置も意識して・・」と笑顔で、でも、厳しいお言葉を。
なんでちゃんと弾けないの、私?
先生が言うには、ていうか、演奏の世界では常識なのですが、音階はピアノの鍵盤を思い浮かべれば分かるように、「ミとファ」や「シとド」のように黒鍵が間にないところは半音、黒鍵があるところは全音ですね。
ええ~、そうだったの?
→よく考えたら当然ですが。
二胡を習うまで、私は楽器を弾くとき、歌うとき、半音も全音も意識したことがなかった。
聴いた通りに適当に音を取っていれば、ちゃんと音階になっていたはず。
これまでも先生によく言われていたのが、「あなたは耳を頼りに音を取ってしまうので、もっとちゃんと理屈で正しい音を出すように」
人それぞれ得意な方法で楽器を弾けばいいのではないか?私は聴いたとおりに音を取り、最初の音が二胡のどこかが分かれば弾ける。それでいいのではないか?と私が言うと。
先生が反論するに、「それじゃあ知らない曲、初見の曲は弾けないでしょ?演奏するからには、もっと技術を磨かないと」
う~ん。
勘より正しい理論で弾けってこと。
先生は私が精進すれば演奏家としてもっと成長すると期待しているのかしら?
なんてね。
演奏家なんて何言ってるのよ、自分。
演奏家って自分のことなの?
お恥ずかしい。
てことで。
今日も今日とて基本のキを指摘されてお稽古は終わるナリよ。
発表会は10月と決まりました。
さあ、がんばるぞ!