この間、坂上忍さんが子役の指導に手加減しない、とテレビでやっていて。


  ちょっとスカした感じの男性アナが試しに泣く演技を指導してもらい、泣いてみせると。


  坂上さんが「気取ってないで。泣くってみっともないことですよね、みっともなく泣いて欲しいんですよ」と激怒。


  で。


  男性アナがみっともなく泣くと、なぜかそのとき、その男性アナに変化が見られ。


  本人も、「なにか解放された気がする。坂上さんにみっともなく泣け、と言われてよかった。演技指導されて良かった」とコメント。


  なんかね、テレビを見ている私も男性アナにとって良かったと思ったし、スタジオの室井祐月さんも「彼はみっともなく泣けって言われて良かったね。だってスカしてたじゃない?気取ってたじゃない?それをはずせて良かったよ」といったコメント。


  う~ん。


  坂上忍の毒舌は、何かに似ている。


  と思ったら、私の頭に浮かんだのは、心屋さんの言葉攻め。


  「みっともなく泣いてもいいじゃない、自分」、「ムリして気取ってなくていいじゃない、自分」と言ってみてください。


  自分は何かムリしている、気取っている。そこから解放されましょう。


  というカウンセリングを、坂上忍は乱暴に行っている?


  坂上忍の言葉は、乱暴で失礼なくらいの本音。


  父親の暴力、父親の借金1億を返済、父親の死、自身の離婚、そういう色々な苦労を乗り越えての本音。


  でも、次のようなメッセージが込められているように多くの人が受け取るかも。


  気取りや世間的じゃなく、ホントに思っていること、ホントに自分が言いたいことを言いましょう。カッコ悪くても、ダメな自分でも、ありのままの自分の本音をさらけ出しましょう。


  心屋さんのカウンセリングと、似てませんか?


  泣くなら、気取るな。みっともなく泣け。


  泣く、ということ自体、感情を浄化させることですからね。


  泣いてください、しかも、みっともなく。


  それは本当の自分をさらけ出せ、ということ。


  坂上忍、ブレイクにはブレイクの理由あり。


  うちの娘も坂上忍さんの本音が好きだという。


  素晴らしい。