33 「敬語の英語」 デイヴィッド・セイン&佐藤淳子


 私はなぜ嵐が好きか。聞きたい人もいないでしょうが、説明させていただきます。


 嵐のメンバーは敬語がちゃんと使えるから。


 (何か文句あります?)


 「芸能人は芸能人として優れていればいい」という方もいるでしょうが、敬語は相手の立場に配慮するためなので、まともに敬語も使えないアイドルを見ると何だかがっかりします。


 言葉は親からもらうものなので、嵐の方々は親御さんがちゃんと敬語を使うお宅のご子息ではなかろうかと。テレビ番組で他の出演者の前を通るときに、「前を失礼します」と断ったりするのも好感度高し。


 (嵐をほめすぎ?そんなことないですよねえ)


 さて、この本ですが、英語にも敬語があり、丁寧な表現があります。こういうのは声に出して何度も読みます。敬語になれるまで。


 「源氏物語」のように、主語がなくとも敬語の度合いで誰が誰に話しかけているか分かる、とまでいかなくても、英語にも丁寧な表現がある、と知っておくだけでも良いと思います。


 CNNの教材もいいのですが、ニュースの地の文はともかく、インタビューや会話の部分は結構崩していて、パウエル国務長官が高校生を「high school kids」とおっしゃっていたのにはびっくり。「students」でなくてもいいのでしょうか。パウエルさんでなくても、高い地位にある方が「there're gonna be ナントカ」という表現を使うこともあります。うーん、いいのでしょうか・・・。俗語ですよねえ。


 英語にしても丁寧な分には失礼はありません。何語をやるにしてもまず、母国語で敬語をちゃんと使えるようにする。それが第一ではないでしょうか。正式な会議にいきなりかり出されることもあるかもしれません。日本語で敬語も使えないようでは英語やってもねえ。


 英語やる前に、嵐の言葉遣いを要チェック。ということで「嵐にしやがれ」で先輩方に嵐がどのような言葉遣いをするか見てみましょう。