2016年8月24日

 夜。 都内の蕎麦屋に入った。 待ち合わせの前に、軽い夕食を済ませてしまおう。

 午前11時から自民党総務会。 細田総務会長、二階幹事長、茂木政調会長、高村副総裁等の顔がずらりと並んだ。 平成28年度補正予算案、東日本復興加速化第6次提言等について議論。 全会一致で了承した。

 午後からも役所のレク、メディアの取材等が続いた。

 さて、今日は「当たり前の事実」を書き残しておく。 衆院には選挙区と比例区の議員がいる。 そして、選挙区で当選した議員だろうと、重複立候補して比例復活に救われた議員であろうと、純粋比例で議席を得た議員だろうと、議員としての資格には何の違いもない。 100%、対等だ。

 自民党が政権から転落したあの「政権交代」選挙で、自民党の次世代リーダー候補の柴山昌彦衆院議員や平将明衆院議員が選挙区で落選し、比例復活で議席を得たことがあった。 選挙の後、この2人の地元支持者の方々の集会でこう演説した。

 「皆さん、ハッキリ言いますが、柴山(平)議員の議員バッジはまだ半分です。次の衆院選において選挙区で勝った時、初めて本当のバッジになります。他の普通の議員ならいざ知らず、将来、自民党を背負っていく柴山(平)さんが、比例復活というのは許されません!次回は何としても選挙区で勝たせてください!」

 その後は、柴山氏も平氏も小選挙区で勝ち続けている。(ニッコリ)

 ちなみに、この2人が比例復活で得た議席で政治活動を行っていた間、そのことが政治活動の支障になることは何一つなかった。 選挙区で当選しようと、比例区で当選しようと、同じ国会議員だ。 議員としての身分には何の変化もない。 繰り返すが、言わずもがなの話だ。

 ふと思った。 もし「比例区の議員という立場を一段低く見ている」小選挙区の衆院議員がいるとすれば(自民党にそんなひとはいないと思うが)、次の衆院選挙では、間違っても比例区との重複立候補なんてしないだろうな、と。

 あ、冷やし鴨南蛮が来た。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」