2016年5月13日

 19時過ぎ。 議員会館事務所でパソコンを起動させた。 

 来週、ある会合で安倍総理のビデオメッセージを流したいと考えている。 総理からは了解をいただいた。 問題は収録をアレンジ出来るかどうか、だ。 iPhoneの20秒の動画でもいい。 やっぱり、総理の言葉だけは欲しい…なあ。 自分にとっては特別の存在だもの。

 安倍政権が失敗したら、日本再生は頓挫する。 そうなったら、日本は2度と立ち上がれないかもしれない。 安倍総理の手腕にこの国の命運がかかっている。 そう思うからこそ、本気で安倍首相の日本再興を応援して来たのだ。

 次々に戦後史に残る成果を積み重ねつつある安倍総理が日本のリーダーとして日々、存在感を高めている。 オーラも強くなって来た。 その姿を横目で見ながら、自民党議員の1人として「誇らしく」感じると同時に、けっして「寄らば大樹の陰」状態になってはならないと自らに言い聞かせている。 

 そもそも、安倍総理の側近ではなく、熱烈な応援団と呼ぶのが正しい政治家・山本一太の中に「勘違い」が生まれる可能性はない。 「虎の威を借る狐」にもなり得ない。 逆に言うと、安倍総理が再び窮地に陥るようなことがあっても、自分の気持ちは変わらない。 ずる賢く立ち回るようなことはしない。

 出来ることなら、安倍総理には「東京オリンピック&パラリンピック」まで首相を続けて欲しいと思っている。 それでも、安倍内閣が未来永劫、続くわけではない。
 
 仮に、総理の近くで偉そうに振舞っている「勘違いピープル」(そんなひとがいるとは思わないが)が存在するとすれば、安倍内閣が「5年を超える長期政権」として歴史に残る仕事を成し遂げて勇退した後、自分たちに対する周りの本当の評価を突きつけられ、「手痛い代償」を払うことになるだろう。 その時は、「総理に迷惑をかけたくない」という山本一太のリミッターも完全に外れている。(笑)

 誰に対しても「最大のリベンジ」は正体を暴くこと。 すなわち、実際の評価を永久保存することだ。

 さて、今日も複数の若手議員から「直滑降ブログ」の話が出た。 「一太さんのブログ、毎日、読んでます。時に励まされることもあるし、私自身に対するいろいろな示唆や暗示を受け取っています!」と。 「群馬1区公認問題に関する25本のブログ、全部、読みました。あきらめない執念がスゴい!」とも。

 彼らの言葉は、お世辞でも嬉しかった。 ある議員から選挙戦のアドバイスを求められ、これだけは言っておいた。 「(人気漫画「ジョジョ」のセリフじゃないけど)最後まで細胞が負けを認めないほうが勝つ!一度でもダメだと思った瞬間にお終いだ!」

 「将来、きっと日本の政治を担う」と信じている若手・中堅のエースたちが、「このブログを欠かさずフォローしている」と言ってくれているのだ。 衆院群馬1区の公認問題は、まだ終わっていない。 この際、山本一太の考えは、残さず書き切ってしまうことにしよう。

 衆院群馬1区公認申請候補を選ぶための「選考委員会」が最終の結論を出したことを受け、中曽根康隆氏が記者会見を開いた。 会見の中で康隆氏は、(地元紙等の報道によると)「無所属では出馬しない。自民党員として頑張る」という趣旨のことを言ったらしい。 康隆氏のこのスタンスを嬉しく思った。 何度も言っているように、康隆氏には何の恨みもない。 どこかで、ぜひ「政治への志」を成就していただきたいと思う。 

 もう少し正直に言わせてもらうと、上記の会見で「決まった以上、次の衆院選挙では県議団と共に尾身朝子氏を応援する!」「夏の選挙では皆さんにお世話になるが、父(中曽根県連会長)をお願いしたい。自分も頑張る!」という言葉が見当たらなかったのは(個人的に)ちょっぴり残念だった。

 もうひとつだけ、老婆心で書いておきたいことがある。 翌日の地元紙(上毛新聞)は、会見での康隆氏の発言をこう紹介した。

 「選考漏れを受け、中曽根康隆氏は2日、前橋市内で記者会見し『非常に残念』とする一方、国政への志がより一層強まったとして『今後も群馬にこだわり、何かがあった時に即戦力になりたい』と新たな決意を語った。無所属での出馬は否定した。」

 その場にいなかったので、康隆氏がどんな表現を使ったのかは分からない。 が、「今後も群馬にこだわり、何かがあった時に即戦力になりたい」という一節は、周りに誤解を与える可能性がある。 

 特に群馬選出の4つの小選挙区の衆院議員たちは、「『何かがあった時に即戦力になりたい』というのは、どういう意味だろうか?たとえば自分が何かの不祥事やスキャンダルに巻き込まれてピンチになった時は『とって代わろう』ということなのだろうか?」と思ったかもしれない。 実際、ある衆院議員の後援会幹部が心配して電話をかけて来た。

 「いや、そういう意味ではないと思いますよ!」と答えておいた。 もちろん、康隆氏にそんな意図がないのは分かっている。 分かっているが、将来のことを考えると、何かの機会に、優子さんや達夫君等には(万が一にも誤解されないように)説明しておいたほうがいいのではないか。 

 いや、あくまで個人的感覚だ。 まさに老婆心でした。(笑)

 あ、そろそろ会合に向かう時間だ。 次回のブログに続く。

追伸:「いったん持ち上げても、どこかで必ず落とす!」 これがメディアの性質だ。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」