2016年1月26日

 まだ無理は出来ない。 が、ようやく「普通に」話せるようになった。 しばらく「大きな声」を出すのは控えるつもりだ。 我慢、我慢! 7月の参院選挙の前に完治させておかないと。

 午前8時。 日本経済再生本部の会議に出席。 稲田政調会長の強い意向で、自民党内にも「新3本の矢で安倍総理が目標に掲げた『GDP600兆円』の実現に向けた課題を検討する」枠組みが立ち上がった。 マクロ経済について議論出来る数少ない空間だ。 可能な限り参加したいと思う。

 手を挙げて意見を述べた。 成長戦略における「ベンチャー振興策の重要性」を力説した。 「どうやって消費を増やすか?」という視点からの政策の重要性も。 1月7日の声帯手術の後、これだけまとめてしゃべったのは初めてだ。(ふう) やっぱりまだ負担がかかる感じだ、な。

 午前11時から自民党総務会。 法案審査の後、総務の間で「簡保の限度額」等に関するやり取りがあった。 議論の中身は書かない。 会議の最後に次のような発言をさせてもらった。 

 「宜野湾市長選挙で我が党が応援した現職が勝ったことは、本当に良かった。衆参執行部の方々のリーダーシップに感謝したい。茂木選対委員長の作戦も見事に当たった。菅官房長官が記者会見で「『オール沖縄』という言葉は、現実とかけ離れているのではないか』と言ったが、そのとおりだと思う。自分が最も違和感を感じるのは、辺野古移設に反対する人々がしばしば口にする『圧倒的な民意』という表現だ。」

 「たとえば仲井真前知事は選挙に敗れたが、翁長知事の得票と比べると5対3だった。これまで3、4割の人たちの意見を地元メディアがなかなか取り上げてくれないという残念な状況があった。執行部の皆さんはメディアに呼ばれる機会も多い。ぜひ、宜野湾市長選挙で証明された事実を積極的に発信していただきたい!」と。

 ただし、「逆もまた真なり!」だ。 佐喜真市長は予想以上の大差で勝つことが出来た。 が、しかし、激戦(得票率は5対4)だったことは紛れもない事実だ。 選挙に参加した市民の4割は新人候補に1票を投じた。 すなわち、「圧倒的な民意」で再選されたわけではない。 自民党は、けっしてそこを勘違いしてはならないと思う。 

 慢心は禁物だ。 安倍総理が自民党役員会で話したように、沖縄とは丁寧に対話を重ねていくべきだ。 普天間基地の移設はもちろん、基地の負担軽減にも、経済振興にも、引き続き全力で取り組んでいく必要がある。

 自民党と公明党が全力で支援した佐喜真淳・宜野湾市長は、選挙で「普天間基地の移設」を含む様々な公約を掲げた。 公約の実現に向け、政府与党として、佐喜真市長を全面的にバックアップしなければならない。 

追伸:こと選挙に関して言うと、(結果として)「軽減税率」をめぐる公明党との合意を強く後押しした菅官房長官の判断は正しかった。 自公の協力体制がなかったら、宜野湾市長選挙に勝つことは難しかったからだ。


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」