技術士二次試験、出題されるテーマの予想は可能です。
出題頻度と話題性によって、出題されるテーマが浮き上がってきます。
これについては、「6.3:出題頻度と話題性の把握)」をクリックしてご覧になってください。
では、平成29年度はどんな問題が出題されるのか?
上下水道部門の水道科目について、予想問題を公表します。
次のとおりです。参考資料も書いていますので、是非、勉強してください。
【1】 600字×1枚の問題
Q1(膜ろ過)
膜処理のファウリングの原因、影響、対策について述べよ。
(※参考=過去問H20-B7、H17-3、H15-3)
解答は、こちら です。
Q2(水質全体)
水質異常時における摂取制限を伴う給水継続について、その開始時と解除時の留意するべき事柄を述べよ。
(※参考=H28.3.31の生食水発0331第3号通知)
Q3(水質全体)
給水栓水から異臭味が発生した場合、想定される原因物質を複数あげ、その予防策について述べよ。
Q4(管路)
不断水工法について設計時と施工時の留意点について述べよ。
Q5(危機管理)
浄水場においてBCPを導入する必要性と検討するべき事柄について述べよ。
(※参考=下水道BCP策定マニュアル、水道事業者等における新型インフルエンザ対策の推進について)
【2】 600字×2枚の問題
Q6(高度処理)
急速ろ過処理の浄水場に、水源水質起因の消毒副生成物対策として高度処理の導入を進める担当責任者として、次の内容について記述せよ。
①消毒副生成物対策を講じるにあたって調査すべき内容、
②具体的な対応方法、
③業務を進める手順及び留意事項。
Q7(設備・環境)
水道事業における温室効果ガス排出抑制対策を推進する技術責任者として、次の内容について記述せよ。
①対策の検討手順、
②水道施設で導入すべき具体的な対策、
③対策を実施後に取り組むべき事柄
(※参考:上水道・工業用水道部門における温室効果ガス排出抑制等指針)
Q8(管路)
配水管を開削により新設する工事の設計担当責任者として、次の内容について記述せよ。
①配水管設計の基本的な手順、
②管種選定において検討するべき事項、
③管径決定において検討するべき事項。
(※参考:設計指針)
Q9(管路)
既設管内布設工法の設計を行う担当責任者として、次の内容について記述せよ。
①導入による効果、
②導入に当たって調査すべき内容、
③業務を進める手順及び留意事項。
(※参考:設計指針)
【3】 600字×3枚の問題
Q10(広域化)
小規模水道の事業運営が難しくなってきている現状を踏まえ、
①複数の小規模水道を事業統合する際の課題を多面的に述べ、
②これら課題のうちあなたが最も重要と考える課題を1つあげ、解決のための技術的提案と、
③あなたの技術的提案がもたらす効果、実行時の留意点について述べよ。
(※参考:簡易水道統合促進に関する調査検討業務報告書)
解答は、こちら です。
Q11(官民連携)
水道事業の経営基盤の強化策として官民連携が提唱されていることを踏まえ、
①官民連携が注目さえている背景と具体的な手法を列記し、
②こらら手法のうちあなたが最も重要と考えるものを1つあげ、具体的な技術的提案と、
③あなたの技術的提案がもたらす効果、実行時の留意点について述べよ。
(※参考:水道事業における官民連携に関する手引きについて)
解答は、こちら です。
Q12(設備CPS)
水道事業におけるCPS/IoTを実装する必要性が高まっている現状を踏まえ、
①CPS/IoTを実装することで解消できる水道事業の課題を列記し、
②このうちあなたが最も重要だと考えるものを1つあげ、技術的提案を述べ、
③あなたの提案がとたらす効果と実行時の留意点について述べよ。
(※参考:水道事業におけるCPS実装のための調査研究)
解答は、こちら です。
Q13(管理;アセットマネジメント)
水道施設の予防保全型維持管理を充実させる必要が高まっている現状を踏まえ、
①水道施設の更新・長寿命化の課題を列記し、
②このうちあなたが最も重要だと考えるものを1つあげ、技術的提案を述べ、
③あなたの提案がとたらす効果と実行時の留意点について述べよ。(※参考:インフラ長寿命化計画)
解答は、こちら です。
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