ミモザが咲き始めました。
あの春の陽だまりのような花色は、魔法のように人の心を明るくしてくれる、
そんな風にいつも思うのですが、いかがでしょう。

さて、なかなかブログをアップする時間もつくれないまま3月に突入。
2月は大きなイベントがたくさんあったのに、ご報告もできずにおりました。





その中で一つ、2月5日に開催していただいた
『115通の恋文ー西日本学生リーダーズスクール&追手門学院大学リーダーズスクール』
の講演は、私自身にとっても実に楽しく、有意義なひとときでした。




なにせ、80人近い学生さんたちと、「恋」「戦争」「リーダー」について
3時間もディスカッション。2次会の居酒屋さんでのトークも含めると
いったいどれだけ話したんでしょうね(笑)。

学生さんたちの反応・感想は
「僕たちは、本当に戦争について知らない。そのことに気付けてよかった」
「外国の友人たちは、自国の歴史や文化についてもっと語れるのに、
 自分たちは本当にこのままでいいんだろうか?」
「日本がこんなに広いエリアで戦っていたなんて全く知らなかった」
「こんな風に、大切な人に想いを伝えたい」
「山田氏って、どんなリーダーだったのだろうか」
「そういえば、手紙ってずっと書いてなかった。ラブレターなんて書いたことない!」
「どうして、稲垣さんはこの恋文を本にするまでに、こんなに頑張り続けたんですか?」
「本にするのを諦めようと思ったことはないですか?」

というものが多く、



また、私自身の仕事が執筆だけでなく、イメージコンサルティングの仕事を
していることも、彼らにとっては実に興味深いものだったようで

「稲垣さんが出会ってきたリーダー達に共通するものはなんですか?」
「リーダーにふさわしい装いってなんですか?」
「今日、稲垣さんが着ている服は、僕らにどんなイメージを持たれたくて選ばれたのですか?」

なんて、こちらがあたふたするような質問も。

よく、「今の若い世代は、政治や歴史に興味がない」
「戦争のことなんて、自分たちとは関係ないことと思っている」
なんて言われますが、
彼らと話していると全くそんなことはなく、
単に知る機会、考える機会を与えられてこなかっただけなのだと
強く思いました。




奇跡のように現存するこの戦時下の「115通の恋文」が、
若い世代に、「戦争とはなにか」「平和とはなにか」「今、日本はどんな状況なのか」
そんなことを考えるきっかけになってくいくことを、心から願っています。

そのために、ご家族はこの恋文を公開することを許してくださったのですから。

このような機会を作ってくださった
追手門学院大学 副学長の秦敬治先生をはじめとする、
西日本リーダーズスクールの先生方、関係者の皆さま 本当にありがとうございました。

秦先生の
「戦時下におけるリーダーこそ、命を預け(か)る究極のリーダーシップを問われる」
と話されたことがとても印象に残っています。


そして、参加してくださった学生のみなさん。
このおばちゃんの熱い話しに熱心に耳を傾けてくれてありがとう。
一生懸命考えてくれてありがとう。
あなた達がこれから、日本を背負ってくリーダーとして活躍していく中で、
この出逢いとこの時間があったことを思い出してくれることがあれば、
とてもとても嬉しいです。





これからも、このような活動を続けていきたいと思っております。
学校関係者の方、何かの集いを主催されている方、どうぞお気軽にお声かけください。
http://ichirindou.com/inquiry.html
「恋」を入り口にすれば、「歴史」はぐっと身近なものとして考えられるようになります。
そして、その思考の蓄積は「今」を読み解く力になります。

そんな「きっかけ」づくりのお手伝いができれば心より幸いです。

『戦地で生きる支えとなった 115通の恋文』
 http://ichirindou.com/115loveletter/