勉強会のお知らせ | 一目均衡表日記

勉強会のお知らせ

2月勉強会は21日金曜日となります。

1月23日及び29日からの下落は非常に大事ですので完結編鐘化解説を少し、また2月4日までの下落をどう捉えるべきかを中心に日経平均株価とドル円の相場解説をします。

お申し込みはこちらから。

http://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/study.html#study



さて以下は勉強会の予習としてご確認下さい。



今年変動においては12年11月13日を起点とし、13年6月安値を中心点とする三波動構成変化日が1月9日に経過してくるという事で1月初旬を凌げれば上昇相場を充分期待して良いと捉えていました。

12年6月安値を起点とし、13年3月21日から4月2日を第二波動とする三波動構成では1月8日、21日、31日が変化日として出ていましたがここでのN計算値16217は昨年12月27日には達成していた事もあり、12月30日の僅かな続伸は上げ相場を示唆するものと捉えていたのであります。

昨年5月以降の変動は高値を切り下げ、安値を切り上げるP構成を経て10月もしくは11月から5月高値を超えてきたのでありますが、年始のもたつきは5月高値達成後の中段モミに過ぎないとの認識であったのであります。


実際の変動は12月30日からの続伸ならず、1月8日の高値決まりを経て1月14日安値で基準線、転換線を割り込むものとなっています。

1月14日安値は12月30日からの小さな三波動変化日でもありますが1月23日戻り高値15958は昨年5月高値から165日目の基本数値での同水準でありまして結果的には1月23日からの下落によって全ての均衡表を悪化させ2月5日13995をつける結果となりました。


先ずここまでの変動で整理されるべきは12月30日までの変動の意味であります。

日足変遷における12年6月起点、13年4月2日安値までを第二波動とする変遷では1月8日、21日、31日が変化日でありますが週足では42週、42週、N計算値水準の達成後の急落と見ることが出来るのでありまして、放れと見なしたものが離れではなかったという事をこの下落で証明してしまったという事が一点。


昨年変動では4月24日(13750円水準)、4月26日(14,000円水準)を重視して離れのポイントとして10月8日、11月8日のあり方は非常に大事でありましたがこの4月24日、26日週を起点とすれば昨年12月30日高値は37週目、2月5日安値週は42週目の基本数値でありました。

従って2月5日安値には下げ止まりの位置として非常に意義深い妥当性があるのでありますが問題はここまで第二波動であるのか、下げの第一波動に過ぎぬのかこの点は確定出来ぬという事であります。


下げ方が均衡表上一つの典型をなしているからでありまして2月5日からの戻りで現在転換線を超えていますがそれ故に大丈夫だとは言い切る事は出来ません。


少し確認しましょう。

1月変動の肝は1月27日安値、及び1月31日でありまして1月27日安値位置は高値から16日、昨年5月高値からの下落日数16日に見合うと同時に12月30日からはほぼ計算値を成しての三波動、1月8日からは時間的に見合う三波動を成しています。交わる基準線、転換線を中心として安値の限界位置にあると同時に更なる続落か反発かで均衡表の好転の可能性が大きく変わってくるというポイントでもありました。

1月31日は12月30日から7日、8日、7日の三波動変化日、1月23日からの小さなものでも三波動を成しているだけでなく13年6月安値起点、4月2日を第二波動とする最大の時間が経過してくるというポイントでもありました。

均衡表では先行スパン下限ギリギリ、週足基準線でもあります。


この間1月29日の戻り高値がありますがこの高値は1月14日安値と同値、S点を成してしまったこともありまして2月5日まで下げ幅を出してしまう事となりました。

決定的なポイントから下げ幅を出してしまった以上それなりの時間を要すのは当然の事でありまして相場の体をはっきりと認識できるのは2月後半まではやはりかかると見ています。



考えうるのは次の二つの変動でありまして一つは昨年5月高値からSを成してしまう変動。

昨年5月から6月までの下げ幅を昨年12月からとるようなら12700円台となってしまう事となりますが週足均衡表を見ても短期でつけては完全な壊れでありましょう。

2月5日までの下落では1月14日E値、月足転換線で止まらずに下げたことは問題でありまして月足転換線14368を割り込んだ悪さは14741を超えきって、あるいは押し目と出来てはじめて解消の可能性を考えうることになります。また3月に入れば月足転換線は14754まで上げてくることになりますので決して楽観的に見てはいけないといえるでしょう。

いずれにしても今年変動が相場になるかどうか、2月安値位置は極めて大事なところであります。


ドル円相場は2月4日の妥当性は充分、今一度101.60水準に達する可能性はあるものの高値持合の範疇を逸脱はしていません。

ただしこれもまた1月27日割れは出発を困難にするものでありましてその分の時間は要すでしょう。

ドル円相場は最安値からの一巡環変化日が6月と株式よりも早く確認されますのでしばらくはドル円相場の示唆するところを大事にしたいと思います。