限定記事
11月15日配信の限定記事はファックス版の方はご覧になれません。
気になっている方もおられるようなのでこちらに掲載します。
前回7月6日、9月1日、11月2日での逆三尊構成の可能性について述べ、少なくとも11月12日変化日までに11月2日N値9842(9月8日起点)の達成が望ましいとした。
11月11日高値9885、12日9724まで下げ今日15日は12日陰線に含まれる変動となっている。
一応は上昇力を見せ11月第3週からの出発に期待したいところであるが今週は毎日が変化日といってよい。
11月15日(1月2日から9日目、10月7日から26日目)、16日(9月1日から51日目、09年6月高値から351日目、08年10月28日から501日目)、17日(9月1日を中心とする対等数値)、11月18日(2008年10月7日から517日目)、11月19日(今年7月1日から97日目)。
今週は騰落荒い展開も予想されるのであるが週足均衡表遅行スパンからヒントを得たい。
週足均衡表遅行スパンは現在二本の先行スパンに挟まれているが相場実線高値9824を上抜けば好転し、安値9395を割り込めば好転の機会を失う事が判る。
26以外の遅行スパンに着目すれば9週前(先行スパン下限9903、実線安値9415)17週前(実線安値9474割れで悪化)、33週前(先行スパン上限9914)、51週前(基準線9908)、65週前(転換線9859)、76週前(始値9829)
また交わりつつある基準線、転換線水準は9,500円と日足変遷で重視してきた5月25日陰線水準である。
従って目先においては9,900円を上抜けば上げ、9,500円を割り込めば下げとして今週変動には望みたい。変化日11月19日以降9,900円水準を越えての続伸では一応は底堅いとしてよいと考える。
これまでの変動は08年10月7日陰線、(高値10363、安値9916)今年5月25日水準、7月1日陰線水準と段階を経て下げてきた変動であった。これまでの上昇も段階を踏まえてのものであって、相場の急騰、相場化を楽観視しないほうが良いだろう。
実際の変動は先週末安値を割らずに終値9827、ハッキリしない結果となった。
個人的には19日、9570水準まで調整後出発か、騰落荒く19日9900円以上で続伸なれば上げ三波動構成の持続が期待できると思う。
ここでの押しは深すぎてもいけないし、短期の急騰では相場の息続かぬとの判断だ。
その他変動では上海株、NY金の先週末下げ幅が気になるがNYダウ変化日の11月12日安値位置には妥当性あり、ひとまず反発あれば調整あっても下げ相場化とはならぬであろう。
為替雑感を少し。
ユーロ円はまがりなりにも交わる基準線、転換線水準を上抜いたのであり(午後5時半現在少し割り込んでいるが)高値からの形は悪いが再出発の可能性を残す。ただし再び先行スパン上限割れでは110.55をどのようにつけるかでモミアイ継続化否かは測らねばならない。
ユーロドルは変化日11月10日での反応ないものの12日安値から下げ渋りを見せている。
日足先行スパン上限水準、週足先行スパン上限水準であるが今週週足転換線も1.3655まで上げてきているため一先ずこれを割ってからでないと戻り相場終了は確定視出来ない。
ドル円相場は堅調であるが変化日11月19日までの続伸、83円どころでは改めて時間償却を要する可能性は高い。
NY金は高値波乱圏に入ったと見て良いのであって10月7日からの基本数値、10月14日からの基本数値ではその都度チェックが必要である。先週末陰線の大きさをもって天井と見なすべきではないが10月14日V値を超えず悪化(均衡表を割り込む)は天井構成の可能性を示唆するものにはなった。
それ故にドル円相場も前回安値で一先ず下げ止まりとして良い可能性があり、その点では日経平均株価にも益する点は多いと思う。
今日17日日経平均株価の変動は何とか陽線となったが昨晩のユーロは下げ幅がきつすぎるように思う。ドル円も先行スパン下限では心もとないのであって今週変動で手を出す意義は薄いと考える。
今週末の位置と週明けのあり方が大事であって他変動が不安定なときに結論を急ぐ必要も無いと思う。
明後日勉強会では半分は「原理」から、テーマは三波動構成とします。
後半は日経平均、為替、NY金など注目すべきと考える点をお話します。
11月勉強会
勉強会のお申し込みはこちらから
https://ssl.formman.com/form/pc/YLhffB8V52uXdmMw/