日経平均株価のこと | 一目均衡表日記

日経平均株価のこと

 11月24日高値の時間関係を確認しておきます。

大きくは今年4月21日安値から8月8日安値まで73日間に対し8月8日から74日目という三波動。

8月19日安値から10月5日高値まで32日間に対し、10月5日から34日目の三波動、8月19日安値から基本数値65日間の上昇という事でもあります。また9月8日安値からは基本数値51日と言う点に注意して計算値を見てみましょう。


 いずれも10月5日から10月21日までを第二波動とみなした場合の計算値でありますが、E計算値はそれぞれ15078(9月8日起点)15302(8月26日起点)15356(8月19日起点)15963(8月8日起点)でいずれも未達成となっています。N計算値は14281(9月8日起点)14505(8月26日起点)14560(8月19日起点)15165(8月8日起点)でありまして、8月8日を起点としたN計算値15165以外は既に達成しております。


ここでNの計算値において相場自体の反応が全くと言っていいほど無い事は重要でありまして、これは10月5日高値13783から10月21日安値12996の価格帯が相場の中心として働いていない事を示唆しています(時間関係はここでは一旦無視してください)。また10月21日でのNT計算値14378(8月8日)でも反応が無かった事から、10月21日の安値12996も相場水準ではないという事でもありますし、10月5日から10月21日までを第二波動とした時間関係ではまだ時間が残されている点をあわせると、10月5日を相場水準とした変動である可能性を当然考えるべきといえるでしょう。つまり24日高値14866は高値としては不十分と考えます。

しかしながら10月5日から21日までを第二波動とした場合、私の場合8月8日以前の時間関係は一旦無視して考えますのでそれほど時間が残されている訳ではありません。11月24日高値から20日、あるいは30日を変化日として高値更新なら上げ、転換線で要注意という事で見ていくつもりです。

ただし週足では来週は重要な変化週でありますから、急騰してN値15165付近で均衡表悪化という事になれば、一端の上げ相場終了を考えます。


 私は計算値についてはごく最近その本当の意義を理解しつつありますが、要するに問題は半値、つまり相場水準(このブログでは中心的価格などと表現しています)を上げる変動なのか、下げる変動なのかという事なのであります。

端的には基準線の上昇や下降で相場の方向を判断する、という事も要するに相場水準を上げるならばあげ、下げるならば下げ、と見なす事なのでありまして、当然この事自体は極めて観念的な判断であります。

一目山人は原著で一番初めに述べておりますが、相場は動くか動かないか、動かないとはモミアイ相場ですから、動く相場とは要するに相場水準が動く(であろう)相場という事になります。

実はこの様な事も何度も言いますが三波動構成を経験的にたどる必要がありまして、初心者の多くは勉強の順序が逆なのです。

今日いくつかネットで均衡表を使った相場分析なるものを読みましたが、結局何を言いたいのかわかりません。私としては上げか下げか判断できるのか出来ないのか、出来ないとしたらどうなったら判りえるのか明確であればレポートとしては充分でありまして、プロと言われる人たちも均衡表に関する限り初心者のままであります。