- 7SEEDS 17 (フラワーコミックスアルファ)/田村 由美
- ¥420
- Amazon.co.jp
- 7SEEDS!
巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、
恐竜が滅亡した時と同じような状態になり、
人が住める状態になったとコンピューターが判断したら
冷凍保存していた人たちの解凍が行われ放出され、
人類の滅亡を防ぐためのプロジェクトに巻き込まれた(?)
- 遺伝性の病気や早死にした者・犯罪者が身内にいない、
- 本人の健康状態、生殖能力の有無、豊かで問題のない家庭に育った、
- 容姿も麗しい、できればある分野に秀でている、
- 「名前に季語が含まれている」
- 7人ずつ5チーム「春・夏A・夏B・秋・冬」に分けられた男女のお話。
男女がいるから淡い恋が芽生えたりしてるんだろうね♪なんてお気楽に考えてたら度肝抜かれますよ。
- 巨大な人食植物や、獰猛な生物に襲われたりで
少女マンガの域を脱してますぜ。
作者の田村由美さんは過去、
文明は滅び、国は暴君が支配し、人々は圧政に苦しんでいた。
それから300年後の日本。
山陰地方の白虎の村に、運命の子供が誕生した。
その名は「タタラ」。日本を救う革命家として、
白虎の刀を携え、残りの朱雀・青龍・玄武の刀の継承者を探す旅に出る・・・
という
- BASARA 全16巻 完結コミックセット (小学館文庫)/田村由美
- ¥9,540
- Amazon.co.jp
でも、同じ地球滅亡でも『7SEEDS』の方がさらにいいですよ。
考えさせられるシーンは
落ちこぼれ組のガイド・牡丹姐さんは
若い男の子の前で平気で脱いじゃったりして
「一回やらせて!」
なんて言われも
「良いわよ」
なんて軽くOKしちゃうんです。
その時に
「いいけど、子供ができたら父親になれる?」
と冷静問いかけます。
牡丹姐さんは、いい機会だから…と一同に
「この世界でセックスをするということは、子供を作るということであり、
この世界で子供を産み、育てていくことだ」
と語るんですよ。
「このプロジェクトに選ばれているということは、
そうした検査もクリアしているということなのだ、
覚悟があるならいつでもいらっしゃい」
と告げます。
こんな世界じゃなくても今の男女は
行為を軽く考えているところがあるんじゃないか、
子供を産み、育てていくということは
どれだけ責任が大きい事だと認識しているのか、
と育児放棄や児童虐待等のニュースを見るたびに
なんとなくこのシーンが思い出されるんです。
全体的に話が重いんで今まで購入する事をためらってましたが、
レンタルして読んでからやっぱり揃える事にしましたよ。
もちろん、古本で。
(だけど、滅多に見つからない・・・)
機会がありましたら是非どうぞ♪