一○奏-ichienso- のブログ
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ドイツの永住権が取れた話。


2024年4月16日(火)午前9時45分
小雨が降る中、緊張の面持ちで1人、Landesamt für Einwanderung Berlin(ベルリン国立入国管理局)に向かった。
セキュリティからTermin(予約)持ってるか?と相変わらず素っ気ない態度で聞かれ、Ja, habe ich so was(ああ、これだ)と予約の紙を見せると、zwei Etage B(ツヴァイエタージェベー!)とだけ叫ばれて、B棟の2階に行くのだと理解。
ウェイティングルームに到着。
僕の予約は10:30だったので、45分程、独特の空気の中でひたすら待つ。
頭の中では何を話すかの順序を考えていたが、結局会話はキャッチボールだから向こうからどんな質問が来るかで状況は変わる。
1分1分が少し長く感じた。
そして僕の予約時間になるが、まだ僕の番号は呼ばれない。
僕の予約グループのウェイティングルームが2箇所あったから念の為そっちに行って確認したが、そちらにも掲示されてない。
また戻ってきて座る。
心の中ではソワソワしてた。
5分後ぐらいに僕の番号が現れ、入るべき扉の番号が表示された。
263b
一瞬b?と思いながら探すと、すぐにその番号が書かれた扉を発見。
ノックをして入る。
担当の面接官は30代ぐらいの比較的若い男性だった。
まず自己紹介からフリーランスで工芸作家活動を行っている旨を伝え、今日の目的であるフリーランスのビザ更新をしたいと話した。
予約をパソコンでした時点で、その目的は既に向こうに伝わってはいるのだが、改めて伝えた。
そこまでは自分の考えていた通り喋り、そのあとは完全にアドリブ。
すると面接官が、現在の預金残高を見せてください。
と言い、かなり難しい言い回しでいきなりピンチと思ったが、何とか理解しドイツ銀行の口座と、英訳した日本の銀行口座をユーロ立てに記入した物を提出。
その後、現在の家賃の引き落としされた履歴を聞かれ、公的保険に加入してるか、収入証明、昨年の所得税の通知書などを聞かれ提出。
あまりこちらが黙っていても空気が重くなると思い、必須条件ではないが、いつもお世話になっている2つのイベントオーガナイザーからの推薦状を提出。

立て続けに去年作ったフォトブックを、良かったらこちらも見てください。去年出展仲間としてミュンヘンで出会ったドイツ人のフォトグラファーで一緒につくりました。
更にコレが彼からの推薦状です。とさり気なくフォトグラファーのベンからの推薦状も提出。
フォトブックは思いの外、1ページ1ページ見てくれていた。特にいいねなどの反応は無いが、ページをめくるたびにそのページの説明を一言挟んだりした。
本を読み終わり、いくつかのやりとりを終えたあと、面接官は何かをパソコンに打ち込み暫くすると、あなたは3年のビザ更新を希望していますが、永住権も取れますがどうしますか?
と聞かれた。
僕は一瞬、え!?と思ったが、永住権が取れるならそっちの方が良いです。と少し嬉しそうに答えた。
まさかの展開にびっくりした。
他のやり取りも色々あり、勿論全てドイツ語で正直分からない部分もいくつかあったが、無事に終了。
時間は40分ぐらいだったと思う。
一通り終了したあと、来月に日本に仕事を兼ねて一時帰国する旨を話した。
現在のビザが4月26日で失効になり、そうなると海外に行けなくなる。新しいビザがカードとして発行されるまでに約1ヶ月かかるから、ドイツ国外に出れるようにするにはどうしたらよいか聞いたら、渡航を許可するA4の紙と緑のチケットをもらった。
なんとか全てやりきった。
帰り道に、とあるお客さんからの注文品の見積もりを出すため貴金属店に立ち寄った。
先週土曜日のマーケットの様子
いくつか新しい作品をつくり展示販売
イベント終わりに出展仲間と飯を食う。
Chinotto(キノット)と呼ばれるイタリアのジュース。
全く甘みの無いスパイスの聞いた超ビターなオレンジ炭酸って感じ。
↑ビザ更新2日前。
僕はお客さんの誕生会に行っていた。
そのお客さんしか知り合いいなかっけど、なんか皆いい人達だった。
バカルディと言うキューバの伝統酒を結構飲んだ。
かなり酔っぱらい何故かウチの近所のクラブに皆が行くとか行って、あぁそこからなら歩いて帰れると思い便乗。誕生日のエレンさんは確実に50は過ぎてて20歳ぐらいの娘もいるのに元気だわぁと関心。
珍しく波乱万丈な1週間でした。

2024年3月のArtminius21


今年の冬はそんなに寒くなかったからか、
もう3月も下旬に差し掛かり春めいてきた。
そして今年もいつものマーケット
Artminius21(アートミニウス アインウント ツヴァンツィッヒ)が始まりました。
すっかり仲良くなったインガがオーガナイズしてる小さな素敵なマーケット。
今回は幸運にも僕の隣の出店者がたまたま来なかった為、一○奏が2ブース使っても良いよ!と言われラッキー🌞
今シーズンは幸先良い🙂
ブースが2倍になり、ゆとりをもってディスプレイできた。
久しぶりに顔なじみの出店者のダイアナにも会った。
相変わらずかわいい水彩画。
昔に買ってくれた一○奏の指輪💍も輝いてた✨
僕の後ろに出店してたチョコ売ってるおしゃべりなオッサンが面白いチョコつくってた。
サラミに見えるチョコとかイースターの卵チョコとか。
オーガニック系材料を使用したダークチョコメインの大人の味。
お土産で卵チョコを買ってみた。
↑隣で売ってたのはベルリンで見れる野生動物の写真を撮り、コースターや壁絵としてプリントした作品。
キレイな鳥が多くて、たまにリスとかウサギとかも。
ひょっこり顔出してるリスが可愛くて、ついポストカードを買ってしまった。
夜は日本人の友達の家で飲み会。
チエが引っ越して2年経ってようやく家に招待してくれた。
狭くて汚いとか言ってた割にめちゃ広くてキレイだった。
もう大分付き合いが長くなってしまったベルリナー達。
みんなそれぞれ悩み事があったりするよね。
まぁたまには飲んで憂さ晴らしも良い。

Tabak drin (タバックドルィン)


古い物理学の本(ドイツ語)から切りぬいた1枚を文字盤に使用した腕時計。
実際の年期を感じさせる深い色合い
時計の横のケースに小物を収納可能
メインレザーはアンティーク調に染めました。
裏革に薄手の柔らかい革を貼り合わせ縫いました。
着け心地と耐久性up!
巻煙草を1本収納するのに丁度よいサイズ。
レンズはお気に入りのフチ黒の上質ピースを使用。
光の加減で別の色に見えたり何十構造にもみえる✨
リューズは純銀製。
本に予め記載されていた数字0と3を文字盤に合わせた
レンズを保護するサラウンドプロテクターは機能的でありながら立体的なデザインになって◎
ちょっと大人なワクワクする作品になりました。


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