僕がこの家に来る１年位前のお話し。
２００９年１１月
その日は朝から冷たい雨が降ってました。
とーちゃんが仕事から帰って来ると、
車庫に １匹の子猫がずぶ濡れ状態で 小さく丸まってました。
とーちゃんは 慌てて車から降り その子猫を恐る恐る ツツイテみると
鳴きもせず 蹲った状態で かすかに息だけはしてました。
しかも片目は目ヤニが酷く ナニかの病気？で
開いていませんでした。
あいにく ままーんは仕事で居なく とーちゃんは
ままーんにメールをして相談しました。
まずは 身体を拭いて 暖かいトコロで寝かせよう。
そうすると、子猫は 安心したのか
寝息を立てて 寝始めました。
とーちゃんは 気が気じゃなくて しばらくその場を離れられません。
とーちゃんは 家にあった発砲スチロールで子猫のベッドを作りました。
そんな時 ままーんが帰って来て
ままーんは 初めて実物の子猫を見ました。
まだ 手の平程の小さな子猫。
やせ細って アバラも見えます。
生まれてから そんなに日は立ってないのでは？
子猫１匹で ココまで来れる訳がない。
捨て猫？
色々な意見が２人で出ました。
「うちに来るか？」とーちゃんは 言いました。
すると 小さな声で「ニャ・・・・」
やっと鳴いた 鳴いてくれた！！
返事をしたんだね？
２人は 顔を見合わせ 喜びました。
早速 名前を「くま」と付けました。
こんな話をしてるうち くまは 発砲スチロールから
脱出して 部屋の中を探検し出しました。
「あ～ ｹﾞﾝｷになったんだね～」
とーちゃんとままーんは 大喜びしました。
この時２人は ただｹﾞﾝｷになって 部屋を探検してるんだ、
としか思ってませんでしたが
その後の事を考えると そうでは 無かったのかも・・・・・。
今まで とーちゃんとままーんは猫を飼った経験は無く
安易に 飼おうとしてた訳ではありません。
このままでは この子は確実に死んでしまう。
見殺しなんかには出来ない コレも何かの縁なので 一生面倒を
見ようじゃないか！
とーちゃんの意見にままーんも賛同しました。
この日の深夜にも くまは部屋中を 探検し、
なかなか眠れないようでしたが 静かに２人は見守るコトにしました。
ままーんととーちゃんは 明日も仕事なので
布団に入りましたが やはり くまの事が気になり
なかなか眠れませんでしたが気が付くと
朝になっていました。
とーちゃんは
くまが息をしているかどうか確認をしてから
ままーんに お願いをして 仕事に行きました。
続きは 明日・・・・・。
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