野球用語と和製英語 | 翻訳ブログ

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創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

みなさん、こんにちは!!

ついこの前、年が変わったと思ったら、
もう3月も半ばです。
まさに「光陰矢のごとし(Time flies)」ですね。


3月と言えば、桜 c.blossoms*がそろそろつぼみを
つけるころかな・・・
と思っていたら、福岡では、もう「開花宣言」が
出てしまいました!


なんと昨年より10日以上も早く、
観測開始以降、最も早い開花なのだそうです。
確かに最近、暖かい日が続いていましたからね。


気候が良くなってくると、スポーツ界も徐々に
にぎやかになってきます。

そうそう、ICAのスタッフは、このところ、
もっぱら野球野球 のWBC(World Baseball Classic)の
話題で盛り上がっています。


ご存知の通り日本代表は、韓国との1回目の試合で、
コールドゲームに持ち込み、見事コールド勝ちを
おさめました。


これで波に乗れるかなと思っていたところ、
その次の韓国戦では、辛くも1点差で惜敗という
結果に終わりました。


次は、いよいよ第2ラウンドでキューバと対戦ですね。
ぜひこの悔しさを胸に、日本代表のみなさんには
優勝を目指してがんばって頂きたいです!


ところで、野球はアメリカで生まれたスポーツですが、
なぜか日本で使われる野球用語は、和製英語が多いようです。

ただし、「コールドゲーム」は、れっきとした英語です。


スペル、わかりますか?


cold game ?



















いえ、実は、called gameが正解です。


敗者からすると、最後までゲームをさせてもらえないので
「冷たいゲーム」というイメージをお持ちのかたも
いるかもしれませんね。


しかし実際には「試合中止が宣言されたゲーム」という
意味です。callには、「呼ぶ」「電話をかける」以外に
「中止する」「命じる」「宣言する」などの意味もあるので
このように言われるようになったと思われます。


一般には、試合が終盤に近づいた回で、一定の点差が
開いている場合に適用されることが多いようですが、
日没や天候悪化によるコールドゲームもあるそうです。


では「ランニング・ホームラン」は、なんと言うでしょう?















“inside-the park home run” です。


parkはball park(野球場)を意味しています。
だから、「場外ホームラン」は、”out of the park home run”
となるわけです。


その他、「バックスクリーン」は
“centerfield screen”(またはbatter’s eye screen)


「デッドボール」は“hit by pitch”です。



他にもたくさんありますが、続きはまたの機会に。


では、また!