シプちゃん、寺うさぎ里親募集中です! | イブうさぎ

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うちのうさぎ(箱うさぎ経由で引き取った業者が放出したうさぎ)の紹介と、2022年12月に都内で発覚した多頭飼育崩壊のうさぎを保護して里親募集する活動の紹介。

つかさ君が3/13にトライアルに行き、新しい名前がルーキャス君になりました。
Tucasa →Lucas君、なんちゃって。
つかさ君がイングリッシュスポットという純血種の柄に似ているとお伝えしたら、
「じゃあヨーロッパ系の名前を考えます」と仰って、北欧の親友の名前をつけたそうです。


新しいご家族は北海道でうさぎを飼ったことがあり、そのうさぎさんが斜頚になったときに札幌の鍼灸の動物病院で斜頚治療したそうです。その話をうかがって、この方たちにつかさ君を託そうと思いました。

お忙しい仕事をなさっていても、杉並は高円寺のうさぎホテル、うさの木もあるし、動物病院も吉祥寺のてらぞの、杉並のエルム、ミサキなどうさぎの病院が多く、うさぎが飼いやすい地域といえます。きっとご家族で協力しながら、ルーキャス君を終生飼養してくださると信じています。

トライアルの様子は、高円寺うさの木ブログ つかさ(Lucas)くんのトライアルをご覧ください。

さぁ、あとはシプちゃんだ!
シプちゃんお見合い決まりました! 3/20追記

シプちゃん 不妊手術済みメス、1才前後、1.5kg

わらっこチモシーおもちゃを警戒するシプちゃん


あら、おいしいわね!

シプちゃんの勝ち!

おとなしいと思ってるでしょ?

シプの背中、なでたい人はだれ?


美しいイングリッシュスポット柄の背中の特徴であるヘリンボーン(ニシンの骨の絵柄)がきれいに出ています。寺うさぎのボス君もきれいなヘリンボーンでしたね。


シプちゃんは9月に東京にやってきて、その後やってきた皆んなに追い抜かされ、とうとう東京最後の里親募集中うさぎになってしまいました。


今の預かり宅で6ヶ月すごしています。預かりさんはシプちゃんを静かに見守り、やっと人間に慣れるようにしてくれました。


ぺっとのおうち募集記事http://www.pet-home.jp/small/tokyo/pn83751/より抜粋

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ごはん(ペレット)の時は嬉しくってケージの中でくるりん回っちゃいます。
ぶーぶこウサギさんで、嫌な時は全力でブーイング 時々 うさパンチ(痛くないけど)
人見知りタイプなので、単頭飼いで、時間をかけて距離を縮めてくれる方を希望。
慣れると手からもオヤツ食べられます。

そんなシプちゃんとゆっくり仲良くなってみたい方は、ぜひお見合いに来てください!
表情豊かで見ていて飽きない子です。


1才前後とはいえ、まだまだ子供ウサギさんですが、思春期は過ぎていますので落ち着いて性格もできています。
ツンデレのシプちゃんが甘えてきて、撫でなでしてあげている時にウットリ大人しくしているのを見ていると至福の時を感じられます。
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シプちゃんは三重の寺の飼育小屋で母うさぎから生まれて、穴で子育てされ、自然に仔うさぎが母離れするまで、母うさぎの母乳から十分に免疫を得ています。

通常のペットショップで売っている仔うさぎは、ほんの2週間くらいで母うさぎから離されて、小動物の問屋をへて、ペットショップに輸送されるので、体が丈夫でなく、購入してから家に連れて帰るといきなり下痢してなくなることがあります。

里親募集活動をしていると、ペットショップからお迎えしたうさぎが早く病気でなくなったので今度は里親でお迎えしよう、という方によく出会います。

ペットショップから購入するのは、ひどい飼育をしている繫殖者を金銭的に支えることになりますし、問屋やペットショップで売れなくなったり病気になったりして優しい飼い主さんにめぐりあうことなく、どこかにやられることにもつながります。

里親募集でお迎えすると、これまでの病歴もわかっていますし(シプちゃんは健康診断で問題なし)、うさぎ飼育経験が豊富な預かり家庭でうさぎの性格を把握していますし、初めて飼う方には飼育方法を丁寧にお教えするので、安心して飼い始めることができます。

また、シプちゃんは大阪の最初の保護宅で不妊手術済みであり、メスうさぎの飼い主が避けては通れない「子宮疾患予防のための子宮除去手術をするかしないか問題」に悩む必要がありません。

なぜ「避けて通れない」かというとメスうさぎは5歳くらいで子宮疾患にかかる率がとても高くなり、悪性腫瘍でなくても子宮が大きく腫れたり色々な病気になるといわれているので、将来の子宮疾患を避けるために早めに全身麻酔の手術をうけさせるか、それとも症状が出てから全身麻酔の手術をうけさせるか、方針決定で大変悩むことになるのです。

自然環境で生きるうさぎは2、3歳までしか生きないので、子宮疾患になることはないのですが、うさぎの医療が発達してきて5歳以上のうさぎが増えると、メスうさぎが血尿を出し、子宮か膀胱の病気だから手術して完治させようとすることが多くなります。

すると、子宮の病気だった場合、手遅れになっているケースがあり、それだったら若いうちに健康な臓器であっても将来の疾患を防ぐために子宮を取る手術をしよう、と動物病院でメスうさぎの不妊手術(子宮と卵巣を取る手術)を勧めるようになりました。

人間でも外国の女優さんが遺伝的に乳がんにかかりやすいから、予防のために乳房をとる手術をうけたことが話題になりましたね。メスうさぎの場合の子宮疾患にかかる率はもっと高い割合なので、予防的な手術は合理的かと思います。

東京だと私の知っている範囲で、メスの不妊手術は3.5万円~7万円くらいです。

それがシプちゃんは保護後に大阪の動物病院で3万円ほどで不妊手術していただき、
また全国の皆様から医療費用にご寄付をいただいているので、新しくシプちゃんの飼い主になる方は1万円の費用負担だけです。今後、子宮・卵巣の病気にかかることはありません。

寺うさぎはシプちゃん以外、大阪・兵庫・京都にあと7匹います。

オスの去勢手術も、飛びシッコなどの縄張り行動を防げるとも言われ、また将来の精巣の病気を防ぎます。

寺うさぎをお迎えするのは、実は(小声でヒソヒソと)オ・ト・クなんですよ。