昨年から10ヶ月、張り詰めた緊張感を維持しつつ、それぞれの職人の最大限の腕を発揮してついにこの日を迎えることができました。

 みなさん、お疲れ様でした。そして、お世話になりました。ありがとうございました。




最初の難関はこの地上から浮き上がったぬれ縁でした。

完成した今こうして見ると、ノシバと木製建具とぬれ縁の3者が上手く調和してこの住まいのひとつの大きなシンボルとなっています。




この簾戸はこの地に建っていた旧家のものを再利用しています。

奥に見える床柱も旧家のものです。


 畳は国東の七島いを畳表に使っています。




ロフトを支えている古材も旧家のもの。オリジナルの梯子の施工も職人泣かせでした。





自動開閉のスクリーンが付いた天窓は和の住空間にモダンと光を同時に取り込んでいます。



M邸の家づくりは書けばきりの無いほどの苦労の思い出があります。


今日はとにかくお施主さんに無事に引き渡せることができて、大きな大きな肩の荷が下りたようです。