リーダーの”求心力の素(もと)”つくる | 研修トレーナー 伊庭正康のビジネスメソッド

リーダーの”求心力の素(もと)”つくる

こんにちは。
ストレスコーピングコーチ伊庭正康です。

「リーダーの求心力」

が今回のテーマ
果たして、会社員の現場リーダーが求心力を持つことは可能なのでしょうか?


1つの答えを示したいと思います。

可能です。

今、ある大手企業様の
営業マネジャー、リーダーのコーチングをやっています。この半年で65人。1人3回。計200回のコーチングをやりました。


テーマは「求心力」と「遠心力」の向上。


「求心力」とは、
   あなたのもとで働きたいと思わせるチカラであり、
「遠心力」とは、
   任せてもらえていると思わせるチカラのこと。


 そして、「求心力」の鍵は、「使命」であり、
「遠心力」を高める鍵は、「権限移譲」。



もちろん、みなさん使命があるとおっしゃいます。

・営業目標を達成させる
・キレのある戦略をつくる
・従業員満足を高めたい  

でも、これらは「使命」ではなく「業務」。
つまり、「業務を果たす!」と言っていることに等しく、求心力が生まれることはありません。


そこで、1回目のコーチングでは、こう尋ねます。



「自分のことを差し置いてでも、
   実現したいことはありますか?」




ここで、みなさんグッとつまります。スグには出てきません。そこで、次の質問をします。

「ムカついていること、
   悲しい出来事、
    ツラかったことはありますか?」  

この経験がある方は、
自分を差し置いてでもやるべき”使命”にたどり着きやすいのです。

こんな方もいらっしゃいます。

その方はみんなを集めて、思い(使命)を話されたのです。

 「ちょっと聞いてほしい。
  営業目標を達成するためだけの仕事はしたくない。
  やるべきことは、まだこのサービスを知らずに苦しんでいる
  人に1日でも早く使っていただくこと。
  実際に、苦しんでいる人に会ってきた。そこには・・(省略)
  だから、やるべきことがある。みんな、猛暑の中、苦労をかけます。
  でも、私についてきてほしい。どうか、お願いします。」

大きな拍手が起こったと言います。

もし、「求心力」をつけたい、
というリーダーがいらっしゃれば、難しいことではありません。

部下にやさしくすることではなく、
まずは、自身の使命を語ることです。


使命がなければ、その使命をつくることから。

では。


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