ライトノベル 【Bom!No!!】 001:諦めることを諦めた(2)
ははははは。
却下されることはわかってはいましたよ。当然。
でも、ひどくないですか?
ゲーム始めてから何時間経ちました??
10時間ですよ!じゅ・う・じ・か・ん!!
いくら全敗してさ、いらいらしていたとしてもさ、
言っていいことと悪いことがあると思うのだ。
「ボボボ………ボケナス……だと?」
冷静さに定評のある俺だって、我慢の限界である。
「ふざけんな!目は痛いし、関節痛いし、親指痛いし、疲れたし、眠いし!!
とにかくお前には即刻、お帰りいただきたい!!
そろそろ諦めたらどうだ、この、大黒天!」
「そのあだ名で呼ぶなって何度言ったら分かるの!?
陸上部のかわいい、かわいい後輩たちから、
『天翔る天使、ミカエル様ぁ!』
と称される、私に対して、そんなダサい呼び方はやめて!
あー!ホント、ムカつく!!
この、エロ煩悩108%のドスケベクソ野郎!!!!!!!!!!!!!!」
………。
あまりの罵声に時が止まった。
自分の部屋におなごがおれば、
そんな気持ちになってもおかしくはない。って、
べっ、別に意識なんてしてないんだからねっ!
それにしたって、
こいつの口の悪さは、
あまりにもひどい。
ひど過ぎる。
花も恥じらう女子高生の言う言葉じゃないだろ!
坂東眞理子先生も大爆笑だっぜ!
(3)へ続く。 → http://ameblo.jp/i-my-me-mamy/entry-10544518012.html