上毛軒@鶴見・路地裏探検隊 | ぼくはグラスのふちをまわる

ぼくはグラスのふちをまわる

昭和40年代の思い出や、酒場についてゆる~く語ります。

大人の事情で、ちょいと遅めのスタートだった今回の路地裏探検隊ですが、限られた時間を有効に活用すべく探検とは名ばかりの流れになるのは仕方がないと言わざるを得ないのだ。


今回ここ鶴見に来るのなら、予定調和の誹りを受けようとも是非ともここに誘導したかったのだ!
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この外観、実に痺れるでねーの。
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これを見て、おしっこちびったとしても、仕方がないのであ~る。


外観だけではなくて、店内も風情満点なのであります。
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ビールは冷蔵庫から自分で取り出してくれってことなので、遠慮なく。


ビール以外にも缶入り烏龍割とハイリキもあるのですね。
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壁のメニュウがまた素晴らしい!
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これだけでも十分つまみになっしまうくらいなのだな。


そんなところに、こんな素敵なおしんこが出てくるところがまた素晴らしいのだ。
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こんなちょっとしたサービスにグッとくるのであります。


まずは餃子をお願いするわけですが、この辺は三人とも異議なし、当然のファーストオーダーなのだ。
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おもむろに餃子を包み始めるご主人は、なんと御年80オーバーなのである。


実にダンディでお元気なのであります。


アタクシの好きなお店って、だいたい生涯現役のご高齢のご主人なんですよね。


それにしても、お元気でかっちょいいのである。


なにしろとある銀幕スターの影武者をやらないかって言われた時に、影武者ならやらねーと断ったくらいの男気のある方なのである。


それにしても年齢を感じさせないフットワークにウイットに富んだ会話といい、やはり只者ではない御主人なのであります。


この後登場する二人前の餃子には、主人の手練の業というか、心遣いに驚かされるのである。


まずは一枚目の餃子
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見事な焼き目の餃子でありますね。


そしてもう一枚の餃子は
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焼きの薄い白っぽい餃子なのだ!


ご主人曰く、いろいろと好みがあるからね、両方出したのよとか・・・・・。


なんともかっちょいい心遣いなのである。
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そしてカウンターの上に無造作に置かれたボールの中には、手作りの辣油が!
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これがまた実に旨いのである。


ここで俄然空腹エンジンに火が入るのである。


そうなれば、もう頼むのはこれしかないのだ!
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炒飯ですけどね、ちゃんと人数分のレンゲを出してくれる心遣いがまた嬉しいのだな。
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この炒飯がまた、優しくて旨いのだな。
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おまけのスープは、お二方のご厚意により、堪能させていただきました!


そしてなによりも気になったのがこれ
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何故かこれだけメニュウボードの色が違うポークソテー


もうこれは頼まないわけにはいかないのだ!


お願いすると、ブロック肉から丁寧に切り出して黙々と仕込みをするご主人の後ろ姿も、いい酒のアテになるのだな。


実は最初からたいちょーが飲んでいたお酒なんですが、ドンっとカウンターに置かれた日本酒の紙パックから自己申告で杯を重ねていたんですよ。


ご主人がおもむろに、その紙パックから日本酒をボールに注いでポークソテーのソースを作り始めたのです。
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そして完成したのが、このポークソテーなのである。


かのアイ・ジョージ が愛したポークソテーなんだそうです。


その辺詳しくは、こちら をご参照下され。


でもこれがまた旨いのです。


我々があれこれお願いして、ご主人と盛り上がっていると、後からいらしたお客さんが、「俺にも何か作ってくれないかな」なんて・・・・・。


その時のおつまみが、たいちょー の記事にある一枚ですね(笑)


いやホント魅力的なお店なのである。
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ここは再訪必至なのである。
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そんな上毛軒の向かいにも、これまた魅力的なお店があったのだ。


そんな感じで、まだまだつづくのだ!