休養日 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

今日は一日、家でおとなしくしておりました。

今週末にもまた本番があり、体調を整えなくてはならないと思ったからです。

息子もさすがに疲れがたまっていたらしく、ゆうべ熱が出てしまったので(朝には下がりましたが)今日は学校をお休みして、親子二人してひきこもり。

 

天候もおかしくて、午後からは嵐のような天気になったので、休みにしてよかったと思います。

 

 

息子の戦隊もの歴は幼稚園のころから始まったのですが、そのころ放送されていたのが「仮面ライダーカブト」でした。

私も何十年ぶりかで仮面ライダーを見ることになったのですが、放送開始からしばらくたってから見たので、「カブト」がどういう話だったのか実はよくわからないままだったんですね。

あのときの衝撃は今でも思い出すことができます。

だって、仮面ライダーが複数いて、しかも、仮面ライダー同士で戦ったりしてたんですから。

ほんとに、びっくりしたものです。

幼かった息子はまだストーリーには興味がなく、ひたすら戦いのシーンを楽しんでいたものですが、今になってふと、「もう一度見てみたい」という気持ちになったようで、突然「カブト」のDVDを全巻借りてくれと言い出しました。

私もやぶさかではなかったので、レンタルショップへ出かけて行き、全12巻借りてきました。

そしてそれを朝からずーーーーーっと見続けています。

1年間放送されたものですから、1日で全部見るのはちょっと無理ですが、ようやく半分くらいのところまでたどり着きました。

そうしてようやく、「カブト」の全容がわかり始めました。

なるほど、そういう話だったのか、と。

そして、中学生になった息子はストーリーに大変興味を示し、面白い面白いと夢中になってみています。

 

家の外では、ちょっと恐怖を感じるくらいの風の音が鳴り響いています。

なんか今年は天候が荒っぽい気がしてなりません。

雨が降るとなったら、とてつもない降り方をするし、とんでもなく寒くなったかと思うと、どうかしちゃったのかと思うくらい暖かくなるし、風は怖いくらい吹くし。

極端な天候は不安を呼び起こします。雨も風も、暑さも寒さも、「この先どうなっちゃうんだろう」という不安につながるのです。

 

健康で、穏やかで、なんでもないような毎日って、実は本当に得難い、有り難いものなんですね。ここ数日、それを痛感しております。

生きていくって、細い細い綱の上を、危うくバランスを取りながらぎりぎりで歩いているようなものなのかもしれません。

祈りながら、最後の最後は諦めも忍ばせつつ、日々を過ごしていくしかないんでしょうね。