反動 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

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思い返せば去年は、なんだかやけに頑張った年でした。
生誕50周年記念の年だったというのが一番大きな理由なんじゃないかと思うんですが、なんかこう「やったるで!」的な気分になっていたみたいで。

年頭にはカーブスに入会して、筋トレを始めました。
春にはついに自費出版に踏み切りました。
さらには、東京まで絵を見に行くという快挙も成し遂げ、ついでに水彩画の通信教育まで始めてしまいました。
そうそう、図書ボランティアも始めたんでしたっけ。

そんなこんな、とにかく去年はいろいろ頑張ったんですよね。
で、その勢いのまま、今年の正月、初日の出を拝むという計画を実行し、その後の初詣ではおみくじで大吉を引き当てるところまで行きました。


今思うと、そこがピークだった、というか、そこまでだったのかもしれないという気がしてなりません。
正月明けの3連休は、風邪もしくはインフルエンザでダウンしましたし(そのせいで楽しみにしていた図書ボランティアにも参加できず)、張り切って始めたはずの水彩画も、なぜか時間がとれずに、まだ2回しか課題を提出できていません。
第3回の課題はデッサンで、そんなに大変なものじゃないにもかかわらず、なぜかとりかかれなくて、先延ばし。
ずっと書き続けている小説も、書かなくてはいけない台本も、イメージはぼんやりわいていて、書こうという気はあるのに、いざパソコンに向かうと、うろうろとネットサーフィンを繰り返してしまう。
カーブスもねえ……。そもそも入会したきっかけが、卒園式と入学式で服に体が入らない!という危機感からでした。しかしあの運動量でそんなにすぐに痩せるわけはないんで、結局1年通って2キロ弱体重が落ちたかどうか、という程度です。
引き締め効果は……う~ん、どうなんでしょう。大甘に採点すれば「ちょっとは引き締まったかしら?」という程度。
最初の頃こそ張り切ってガンガン通っていましたが、あまりに効果が出ないので最近では「気分転換」と割り切るようになりました。結果を目標にしてしまうと(何キロ減量とか、何センチサイズダウンとか)逆に嫌気がさしてしまうので、あえて結果を求めないようにしようと思うようになったんですね。それでも毎月の計測日にはつい期待してはがっかり、の繰り返し。頑張る気力も失せようというもんです。


さらには、先日読んだ「お母さんはしつけをしないで」という本の影響で、子育てにも頑張りがきかなくなりそうです。なんでもあり?なんでも受容?ほんとにそうやって放置(もしくは見守り)していたら、子どもはな~んにもしませんけどねえ。
でも、宿題をやるくせをつけさせたり、生活習慣をきちんとさせようとしつけたりしたら、将来無差別殺人やリスカに走るかも、なんて脅されたら、それもまた怖いじゃないですか。


なんかね、「生きること」に頑張れなくなってきてます。
無理しないで、頑張らないで、なんて言ってたら、ほんとになんにも頑張れなくなってきたみたいです。


ん~、でも、ある意味、「無我の境地」かもしれませんなあお茶