あなたはあなたのままで良い。 | ひょうたんからこまッ・Part2

あなたはあなたのままで良い。


久しぶりの更新です。


テレビドラマ等殆ど見る時間のない日々の中、朝の出勤前に辛うじて観ることが出来る(無理なときは録画で!)朝ドラ。

15分という短い時間だが、癒やされたり、神経を削られたり、時に学ばされることもある。

そんな朝ドラで感じた独り言です。


話題のNHK朝ドラ『ちむどんどん』と『舞いあがれ』共に根底にあるのは

「一度きりしかない人生。だからこそ人に流されず自分の意志を大切に力強く羽ばたいて生きていこう」

と言うテーマなのかと勝手に思っています。


「自分らしく生きる」これ、本当に大事。ただその上で必用なのは、自分の人生と共に他者の人生にも思いを馳せることができるかどうかと言うこと。

自己本位な生き方しか出来ない人になってしまうのか、自分を生きつつ他者と共に歩める人へと成長出来るのか。


そこでその差が生まれるのかなと。

「あなたはあなたのままで良い」

この言葉は一つの指針にはなるけど方向を間違えると利己的な人になってしまう・・・。

更に一歩踏み込んで

「でも他の人にも、あなたと同じようにありのままに生きる権利があるのだよ。」と伝えることで、ただ我を通すだけではなく人の意見にも耳を傾けることが出来る柔らかな人に育つのではないかな。


人の気持に敏感すぎる『舞いあがれ』の主人公には、幼少期に「自分を大事にする正しい方法」がきちんと伝えられる環境が整っていて良かったと思っています。


一方で『ちむどんどん』の主人公の不幸は、早くに亡くなった父親から「そのままで良い」としか伝えらていなかった事、そしてそれが最後の言葉であったばかりに正しい意味を理解できないまま呪文のように刷り込まれてしまったことなのかなと。

物語のテーマは理解できても、あのドラマに最後まで私が違和感を感じていたのはそこなのかも知れません。