『HACHI 約束の犬』ワールドプレミア | ひょうたんからこまッ・Part2

『HACHI 約束の犬』ワールドプレミア

『HACHI 約束の犬』
ワールドプレミア試写会・舞台挨拶

丸の内ピカデリー1
7月8日(水)19:00開演
司会:高島 彩(フジテレビアナウンサー)
通訳:戸田奈津子
ゲスト:リチャード・ギア
特別ゲスト:北大路 欣也
サプライズゲスト:青山テルマ(舞台挨拶前に歌のライブ)

プレミアが終わってから大分日にちが経ちましたが
先週つぶあんさん のお誘いで、
『HACHI 約束の犬』 のワールドプレミア試写会に行ってきました。
当日の招待状と座席指定券の交換は朝10時から・・・。
劇場窓口でチケットを購入する時と同じく、
希望の席を選ばせてもらえたのは嬉しかったです。、
お陰で一日並んで待たされることも無く行列からは早く開放された上に、
不本意な席になることが無かったどころか、かなり良い席を確保出来てほっとしました。

試写会までの時間はたっぷりあったので、
9日のブログにも書いた ように、
西安料理 刀削麺・火鍋 XI’AN 有楽町店 で昼食を取った後に
シャンテシネで「路上のソリスト」 を見てから、
つぶあんさん と合流し軽く夕食を取ってから会場に向かいました。

会場となった丸の内ピカデリー1の周囲は、
特に飾りつけなどがされているわけでもなく、
ワールドプレミアの割には地味な印象でした・・・。
会場内には「ハチ」のディスプレーを見つけたのみ。
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今回の司会はフジテレビアナウンサーのアヤパンこと高島彩さんでしたが、
初めて拝見した高島さんは、テレビで見るより数段綺麗!
人気アナウンサーであることにも素直に頷けました。
日本語版でパーカー教授の娘役の声優を担当したことから、
リチャード・ギアさんと映画の中で「共演」できたことを喜んでいた高島さんですが、
映画のプレミアイベントの司会はまだ不慣れなようで、
手元に用意したメモ用紙に終始目を通しながらの進行だったため、
ちょっとそこが興覚めでした。・・・残念。
よく舞台挨拶の司会として登場するフジテレビの笠井アナは、
回数を重ねた分やはり司会進行が上手いのだと、改めて今回は思いました。

リチャード・ギアさんの登場前に
まずサプライズゲストとして青山テルマさんが姿を現しました。
舞台は急遽、日本語吹き替え版のエンディングテーマを歌っている
青山テルマさんのミニライブ会場へと変身!!
高島彩さん同様テルマさんも、
テレビの印象よりさらに綺麗で可愛らしい方でしたが、

予想もしていなかった彼女からの素晴らしい歌声のプレゼントは、
本当に嬉しかったですね。
テルマさんも家で犬を飼っているそうで、
映画を観たかと言う司会からの質問には、
そのワンちゃんと共に映画を見たと答えていました。
試写会の会場で歌うのは初めてだった為とても緊張していた上に、
カメラが多くフラッシュも凄くて少々驚いた様子でしたが、
ハチを思ってレコーディングしたと言う曲を、
会場の人の心に届くように丁寧に歌っていました。
忘れないよ(初回限定盤)(DVD付)

歌が終わると大きな拍手に迎えられ、
通訳の戸田奈津子さんと共に主役のリチャード・ギアさんが登場しましたが、
英語が堪能なテルマさんとは時折、
通訳抜きの2人きりの会話を楽しんでいた様子が見られました。
では、以下当日のメモから舞台挨拶の様子をおおまかに書き起こしてみます。
いつものように聞き違いや書き漏らし等もあるかと思いますが、
その辺はご容赦ください・・・。

カラオケリチャード・ギア
コンバンハ(日本語で)
フラッシュが眩しいけど大きな劇場ですね。
この映画は今までにアメリカで2回試写会を開催しました。
ですから今日は世界で3回目の試写会になります。
この作品には俳優としても、プロデューサーとしても、エネルギーと情熱を注ぎました。
ハチの物語を良く知る日本の皆さんにこうして見ていただくことをとても名誉に思います。
青山テルマさんの忘れないよ も美しい歌で、
映画にプラスアルファを足してくれて本当にありがとう。
(突然会場の前方の席を指差して)
そこの居眠りしている人!
寝ていないでちゃんと映画を観てくれよ!

目ざとく会場の片隅に居眠りをしている観客を見つけ、
壇上から呼びかけてその人を起こしたリチャード・ギアさん。
起こされた本人はさぞかしびっくりしたでしょうね。
ちゃんと起きて映画を観るように何度も釘を刺され、
舞台挨拶が終了して退場する時にもまた「起きていて」と言うようなジェスチャーを、
彼に向かってしていたのが笑えました。

カラオケ青山テルマ
リチャードさんは映画の撮影中に共演した犬とどうやって仲良くなったのですか?

カラオケリチャード・ギア
(会場に向かって)
秋田犬を飼ったことがある人!?
(何人かが手を上げると)
秋田犬はすぐになつきますか?
・・・・・・・・・・・・・。
秋田犬は独立心が強く人に甘えることが無い犬です。
勿論エサで釣られる事もありません。
人に対しても「好き」か「嫌い」しか無く中間の無い犬です。
この映画の撮影にあたり犬たちにトレーナを付けましたが、
アメリカでは今までショー・ビジネス用の犬しか使ってきませんでした。
実はこの映画のハチの役には子犬は別として3匹の秋田犬を使っていますが、
その3匹が僕を気に入らなかったらまた別の犬を3匹探さなくてはならなくなるので、
トレーナーのブーンさんには初対面の時が肝心だと言われました。
彼はとても神経質になっていて、
失敗はしたくないからとにかく自分の言うことをよく聞くように、
まず、犬を見るな。
手を出して撫でるな。
エサもやるな。
とにかく犬を無視してくれ。
・・・と言うのです。
部屋に入ったら知らんふりをして自然にしてくれと言われたので、
1日目は言われたとおりに全く犬たちを無視して自然体で2時間過ごしました。
2日目にやっと今日は犬を見ても良いと言われたので、
彼らを「チラ見」しつつまた2時間を過ごしました。
(ここで司会の高島さんからまだ先は長い話なのか?と不安のコメントが・笑)
3日目にやっと、もしかしたら今日は触っても良い状態になるかもと言われました。
(高島さんの不安を他所に犬たちとの邂逅の物語をノリノリで続けるリチャードさん)
そこで犬をちらちら見ながらトレーナーとしゃべって時間を潰し、
1時間から1時間半くらい経った時、
ついにメスの秋田犬が寄ってきて僕の膝に顔を乗せました。
ブーンから「それで良し!」と言われましたが、実にそこまで3日かかったのです。
そう言うわけなので撮影中は(役者以外の)スタッフは、
犬たちを一切見たり触ったり餌をやったり等、しなかったんですよ。

ここでもう一人の特別ゲスト、
北大路 欣也さんが登壇されリチャード・ギアさんに花束を渡しました。
北大路さんは日本語吹き替え版で
リチャード・ギアさんが演じるパーカー・ウィルソン役の吹き替えを担当されます。

カラオケ北大路 欣也
こんばんは。
初めてギアさんにお会いするのでドキドキしています。
ギアさんの出演作品は何本も観ていますが、
実は家内がギアさんの大ファンなので今は(多分)妻もドキドキしています。
映画の吹き替えを担当するのはこれが初めてだったので、
まず映画を観させていただきましたが、
実にピュアで温かみのある素晴らしい作品で、
このようにパーフェクトな作品の中に僕が入るのはとても辛いと思いました。
しかしこのように素晴らしい作品に声だけでも出演出来るのは
  一生の思い出になると思い参加させていただきました。
今は素晴らしい作品に参加できて幸せです。
今日はどうぞ楽しんでいってください。
(リチャード・ギアさんに向かって)「Thank you very much!」

カラオケリチャード・ギア
ドウモアリガトウ!!
(北大路さんのスピーチ中にも既に同じような感じの茶目っ気たっぷりの動作で
手を合わせてアリガトウと言っていたのでした・・・)


カラオケ司会
日米のパーカー両教授の貴重なツーショットとなりましたね。

カラオケリチャード・ギア
世界中で自分の声が吹き換えられていますが、
自分の声を担当する方には滅多にお目にかかる機会がありません。
イタリアなどは一人の声優さんがずっと専属で僕の声を担当していますが。
日本では(北大路さんのように)才能溢れる俳優さんに吹き替えを担当していただき光栄です。
(以下最後のメッセージとして)
この映画はとてもシンプルに見えるかもしれませんが、
シンプルな映画を作るのは人生と同じで実は一番難しい事なのです。
その中から、ミステリアスでパワフルなものを見つけて戴けたら嬉しいです。
そして皆さん泣いてください。
この映画は必ず泣けます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この後秋田犬の子犬が舞台に登場し、
リチャード・ギアさんがその子犬を抱いてフォトセッションが行われましたが、
あまりに腕の中でい大人しくしている子犬にギアさんはちょっとびっくり。
まだ子犬だったためかフォトセッション中もずっと眠そうにしていたワンちゃんでした。
舞台挨拶ではとてもお話好きな方に見えたギアさんですが、
作品の中では非常に魅力的な教師・夫・父親を演じています。
優しい彼とハチとの愛に溢れた日々にやがて終わりが来ることを、
日本人なら殆どの人が知っている物語です。
途中から泣けて泣けてしょうがなくなって来るのは、
私たちにはその先に続くハチの運命が分かっているから。
ハチとパーカーとの関係が深まれば深まるほど、
判ってはいても「その時」が来ないことを祈ってしまう自分がいました。
「ボール拾い」なんかにまるで興味が無かったハチが、
投げてもらったボールを何度もパーカーの元に届ける・・・、
「その意味」を知ってしまっているスクリーンのこちら側の私たち。
思わず電車に乗らないで、もっと一緒に遊んでやって・・・と、
ハチと一緒にパーカーの手を引っ張りたい気持ちになりました。
犬たちの名演とリチャード・ギアの優しい笑顔に、
心を持っていかれてしまう映画です。
リチャード・ギアさんが最後に述べられたように、
本当にシンプルだけどパワフルな作品だと思います。
是非映画観で、素直にいっぱい泣いてください。

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